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  • 25.09.22

第7回 スマホ館内案内サービス『Core Guide』で宿泊施設のフロント業務を約20%改善【宿泊運営の未来を変えるトータルソリューション】

第7回 スマホ館内案内サービス『Core Guide』で宿泊施設のフロント業務を約20%改善【宿泊運営の未来を変えるトータルソリューション】

(ネットシスジャパン 営業部 次長 川崎健太郎氏)

 

宿泊業界では慢性的な人材不足が課題となっており、限られたスタッフが多岐にわたる業務を担う必要があります。特にフロント業務は、館内案内や混雑状況の確認、簡単な問い合わせ対応などに多くの時間が割かれ、本来注力すべき接客やサービス向上の取り組みが後回しになりがちです。また、館内案内パンフレットの更新やPBX設備の維持管理などのコストも施設経営者にとって無視できない負担となっています。結果として、スタッフの負荷を高めるだけでなく、顧客満足度の低下にもつながりかねません。

 

こうした課題を解決するため、ネットシスジャパンが開発したのがスマホ館内案内サービス『Core Guide』です。

宿泊客はスマートフォン等でQRコードを読み取るだけで、館内や周辺の案内、混雑状況の確認が可能になり、紙媒体の更新作業やフロントへの問い合わせを大幅に削減できます。さらに、AIチャットボットによる自動応答機能により、よくある質問への対応を自動化することで、スタッフはより付加価値の高い業務に集中できます。当社の調べでは、Core Guideの活用によりフロント業務時間を約20%削減する効果が確認されています。

 

『Core Guide』は、業務効率化だけでなくコスト削減にも寄与します。

スマホ内線通話機能の導入により、高額なPBX設備や点検コストを削減できます。また、連泊客の清掃リクエストを受信できるため、フロント経由でのやり取りや清掃スタッフの業務も効率化します(PMS等との連携が必要)。さらに、通話録音と解析機能により、宿泊客の声をデータとして蓄積・分析し、サービス改善や新たな機能開発に活用することも可能です。結果として、運営サイドにとってはコストと労務の最適化を、宿泊客にとっては〝快適で待たされない滞在体験〟を実現します。

 

ネットシスジャパンは、創業以来20年にわたり全国約1850以上の宿泊施設と取引を重ねてきました。その経験を基盤に『Core Guide』は進化を続けています。今後は館内サービスにとどまらず、観光施設や商業施設など地域サービスとの連携を強化し、新たな収益モデルの創出を目指します。単なる館内案内ツールではなく、業務改善・収益改善・顧客満足度向上を同時に実現する〝トータルソリューション〟として、宿泊運営の未来を支える存在となることを志向しています。

【企画】株式会社ネットシスジャパン

 

(国際ホテル旅館2025年9月20日号)

 

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