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経営者に聞く
日和ステイ京都鴨川 9月14日オープン【サンフロンティアホテルマネジメント】
サンフロンティア不動産(東京都千代田区)の連結子会社のサンフロンティアホテルマネジメント(東京都千代田区)は、9月14日、日和ステイ京都鴨川(京都市東山区)をオープンした。
もともと分譲マンションとして建設されたものを全面改修し、同社のホテルブランド「日和(ヒヨリ)」の新シリーズ「日和ステイ」を冠したアパートメントホテルとして運営する。客室数は38室で、広さ21.16㎡のダブルルームから53.11㎡の鴨川ビュー1ベッドルームスイートまで全8タイプを展開。
全室にキッチンや2ドア冷蔵庫、ダイニングテーブル、洗濯機・浴室乾燥機を完備し、水回りも洗い場付きの浴室と洗面台、トイレがそれぞれ独立して配置される。暮らすように旅する「 “Traveliving” in KYOTO」をコンセプトとした中長期滞および連泊ニーズに応えたサービスを用意している。
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サンフロンティアホテルマネジメント
事業統括本部 運営部 部長 小瀧淳氏
――京都への出店は、2022年開業の「四条河原町温泉空庭テラス京都/四条河原町温泉空庭テラス京都別邸」に続くものとなる。
小瀧 今回開業した日和ステイ京都鴨川は、未使用の分譲マンションをホテルにリノベーションして運営するもので、オーナーとの間で賃貸借契約を結び、当社が運営を担当しています。
京都は短期滞在の観光旅行だけでなく、暮らすように滞在しながらより深く京都の魅力を味わいたいと考える長期滞在ニーズも強いエリアだと捉えています。もとの建物を活かしつつ、長期滞在旅行者に求められる機能の付加を企画しました。今後も、条件等が合致すれば京都エリアへの出店を引き続き検討したいと考えています。
――どのような宿泊需要を期待しているか。
小瀧 連泊・長期滞在志向の強いインバウンド旅行者で、カップルやファミリー等、2名以上のグループ需要を想定しています。
――客室にキッチンや食器を完備する一方、無料の朝食サービスも用意する。
小瀧 1階エリアを一部改装し、ラウンジと専用キッチンを備えました。
ラウンジでは軽朝食を提供するほか、チェックイン後も宿泊客が寛げる空間として22時まで開放します。連泊・長期滞在需要を見込んで、滞在スタイルに選択肢があった方が良いと考えたことと、ラウンジを起点とした宿泊客同士、または宿泊客とホテルスタッフとの交流機会が創出されることを期待しました。
そういった願いも込めて、ラウンジの名称を「TSUNAGARU LOUNGE(つながるラウンジ)」としました。
――サービスも進化する。
小瀧 ラウンジに「旅のノート」を設置し、宿泊客が京都観光を通じて見つけたおすすめスポットなどを自由に書き込めるサービスを始めました。今後も現地スタッフのアイデアをもとに様々なサービスを企画していけたらと思います。
(国際ホテル旅館2024年11月5日号)