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経営者に聞く

多様化する過ごし方・滞在目的に応える【東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル】

多様化する過ごし方・滞在目的に応える【東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル】

6月6日に開業する東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル。二つのホテルタイプを有し、新たに加わったラグジュアリータイプのグランドシャトーは最上級のリゾートステイを提供する。ホテルが想定する宿泊客層やラグジュアリータイプ運営の狙いについて、総支配人の桑名弘二氏に聞いた。

――ファンタジースプリングスの世界観が館内各所に反映されている。

桑名 当ホテルは、旅と冒険を愛する〝ダッチェス〟という女性が魔法の泉を訪れ、そこに広がる様々な物語の世界を友人たちと語り合う―というストーリーをイメージしています。テーマポート内の様々な魔法の泉と、ディズニー映画を題材とした各エリアで表現されているディズニーファンタジーの世界が、ホテルにおいても感じられるような宿泊体験を提供します。

――具体的な宿泊客層のイメージは。

桑名 ホテルのストーリー、およびファンタジースプリングスの題材となっているディズニー映画(『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーターパン』)等を踏まえて、女性グループの皆さんの利用は意識しています。

加えてファミリーの皆さん、特に3世代親・子・孫の3世代ファミリーの需要も想定しています。東京ディズニーリゾートは、昨年4月15日に東京ディズニーランドが開園40周年を迎え、今年3月までアニバーサリーイベントを展開していました。開園当時に親子で訪れていたファミリーが、今は3世代で訪れるようになり、パークにおける過ごし方の志向や滞在目的も、より多様になっています。

(国際ホテル旅館2024年5月5日号より抜粋)