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経営者に聞く

草津・湯畑から徒歩1分の好立地に誕生【湯畑泉水】

草津・湯畑から徒歩1分の好立地に誕生【湯畑泉水】

5月、草津温泉・湯畑から徒歩1分の場所にオープンした旅館・湯畑泉水(群馬県吾妻郡)。もともと別の旅館が営業しており、その後更地となった土地をニューコーポレーション(群馬県吾妻郡)が取得し、新たな旅館を新築開業した。

湯畑泉水は、6階建ての建物に客室33室とレストラン「華紋KAMON」等を備える。客室はユニバーサルルームを除く全室に露天風呂を設置し、長期滞在需要の獲得も視野に入れ、電子レンジやミニキッチンも全室に設置した。

「温泉地の中心地、いきたい場所にすぐ行ける」と、温泉街を楽しみながら泊まれる宿をコンセプトとする素泊まり旅館として営業し、内装には群馬県ゆかりの絹糸や繭玉のイメージを取り入れた。

ニューコーポレーションは、草津温泉で明治創業の老舗旅館「奈良屋旅館」やマウンテンリゾート「草津ナウリゾートホテル」等を運営。湯畑泉水は奈良屋グループとしては6施設目となる。

 

◆外国人観光客も滞在を楽しめる工夫を◆

(ニューコーポレーション代表取締役社長 小林恵生氏)

当社が運営する既存の宿泊施設では、コロナ禍においても露天風呂付き客室が底堅く稼働した。コロナ禍を機に個を重視する価値観が根付き、外国人観光客も大浴場より個室風呂・客室風呂の方が使いやすいのでは、と考えている。経営面と衛生面の双方から、メリットのある宿として湯畑泉水を企画した。

外国人客の宿泊需要を見据えつつ、入り口で靴を脱いで入館して頂く日本ならでのスタイルを採用。館内を清潔に保ち、外国人客にも日本式のリラックスした滞在を楽しんでほしい。人間工学的にも靴を脱ぐと空間が1・5倍ほど広く感じられるというデータという。よりゆとりある滞在を楽しんでほしい。

 

(国際ホテル旅館2024年10月5日号)