TOP INTERVIEW

経営者に聞く

「東横INN高知」開業 全国47都道府県の出店達成へ【東横イン代表執行役社長 黒田麻衣子氏】

「東横INN高知」開業 全国47都道府県の出店達成へ【東横イン代表執行役社長 黒田麻衣子氏】

――今年は創業40周年の節目となる。

黒田 1986年に東京・蒲田で第1号店を開業して以来、日本のビジネスホテルのパイオニアとして歩みを重ね、日本一の客室数のホテルチェーンへと成長してきました。ビジネスホテル業態のスタンダードを築いてきた自負があります。

コロナ禍を経て、より一層、「あらゆる人の移動を応援する基地ホテル」として、ビジネスだけでなく様々な目的でその街を訪れる人々の拠点となりたいと考えています。一方、創業当時は私たちのビジネスモデルは新しかったですが、現在では国内外の様々なブランドが事業参入し、競争環境は一段と激しくなっています。この中で、東横インならではの差別化を図っていきます。

 

――高知への新規出店も控えている。

黒田 2月7日に東横INN高知(高知県高知市)を開業します。これにより、東横INNは全国47都道府県全てへの出店を達成し、40周年の節目の年に名実ともに全国展開を果たすことになります。

東横INN高知は本町2丁目に位置し、とさでん交通・大橋通駅から徒歩1分という市街地中心部の利便性の高い立地です。

 

――昨年の振り返りは。

黒田 年間を通して、インバウンドの追い風もあり客室稼働率・料金ともに順調に推移しました。

東横INNは大幅な価格差を設けず、公式サイトでの販売価格は、特別日を除いて平日・日曜ワンプライス、土曜・休前日は別のワンプライスとする「原則ワンプライス」を採用しています。この「原則ワンプライス」こそが東横INNの特長で、大きな魅力の一つになっています。

価格調整ではなく、稼働率を最大化することで利益を確保するという考えのもと、特典が充実している「東横INNクラブカード会員」や「東横INNクラブビジネス会員」への入会を積極的に推進しています。東横INNクラブカード会員は、J.D. パワージャパンによる「2024年ホテル会員プログラム顧客満足度調査〈国内系ブランド部門〉」で総合満足度第1位を獲得しました。

また、昨年は公式サイトおよびアプリをリニューアルし、ページ構成やデザインを一新しました。今後は、これらのチャネルを通じた予約プロセスをさらに円滑にし、立地・価格・予約の「アクセスNo.1」を強みにしたいと考えています。

 

(国際ホテル旅館2026年1月5日号から抜粋)