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経営者に聞く

シマエナガをテーマにした特別客室 地元学生と共同企画【プレミアホテル-CABIN-札幌】

シマエナガをテーマにした特別客室 地元学生と共同企画【プレミアホテル-CABIN-札幌】

プレミアホテル-CABIN-札幌(札幌市中央区)は、特別客室「シマエナガの森」を新設。10月11日から1日1室限定で販売している。

特別客室は、北海道芸術デザイン専門学校(札幌市北区)フラワーデザイン専攻の学生と連携して設けられたもの。シマエナガをモチーフに、スズラン、ラベンダー、ライラック等、北海道にゆかりのある花をメインに使い、客室を彩った。壁紙の一部に緑色を採用することで、空間全体で森の世界観を表現している。

地域共生の取り組みとして、約半年の期間をかけたプロジェクトで、学生はホテル見学やプレゼンテーション等を経て、装飾デザインの企画から取り付けまでを担当した。学生にとっては実践的な学びの機会となり、ホテルにとっては北海道の魅力を発信する新たな試みとなった。

企画の経緯について総支配人の細川智之氏に聞いた。

 

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――北海道芸術デザイン専門学校と連携した経緯は。

細川 当社に卒業生が在籍しているご縁から生まれました。

学生の皆さんの感性で空間をデザインして頂くことで、ホテルに新しい魅力や視点が加わることを期待しました。また、デザイン・建築分野を学ぶ学生の皆さんにとっては、実際の客室を使った非常に実践的な機会にもなります。地域共生の取り組みの一環として、大変意義のあるプロジェクトだと感じています。

――客室の見どころは。

細川 約半年間をかけて、企画からプレゼン、そして装飾の取り付けまでを、一貫して学生の皆さんが手掛けた点が第一に挙げられます。

北海道を象徴する小鳥・シマエナガをモチーフに、地域にゆかりのある花々を取り入れています。学生の感性と想いが詰まった空間で、訪れる宿泊客の皆さんに北海道ならではのやさしい時間を感じて頂けると思います。

約半年間の制作過程を追ったドキュメンタリー動画も制作し、プレミアホテル-CABIN-の公式YouTubeチャンネルで公開しています。

――販売開始後の反響は。

細川 完成に至るまでの経緯や学生の思いが詰まっている、当ホテルにおけるオンリーワンの客室であり、最大で4名の宿泊に対応すること等から、主にファミリー・カップル・女性グループの宿泊および予約が多く見受けられます。1室の平均単価は3万5000円から4万5000円で推移しています。

 

(国際ホテル旅館2025年12月5日号から抜粋)