TOP INTERVIEW
経営者に聞く

スタッフのエンゲージメント強化に向けた各種制度・施策が浸透【三井不動産ホテルマネジメント】
「三井ガーデンホテルズ」等を全国に展開する三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区)は、4月1日付で代表取締役社長に杉山亮氏が就任した。三井不動産(東京都中央区)在籍時からホテル事業に携わり、現在の三井ガーデンホテルズのブランドポジショニングや方向性を定める象徴的なケースに関わった。ホテル運営会社の代表として運営力の基盤強化を進める杉山氏に聞いた。
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――三井不動産(東京都中央区)の在籍当時からホテルと縁があった。
杉山 入社10年目の2000年度からホテル事業に携わり、三井ガーデンホテルの再編を進めつつ、2005年に新規開業した現・三井ガーデンホテル銀座プレミア(東京都中央区)等の事業推進と開業準備を担当しました。
新生・三井ガーデンホテルを広く周知するフラッグシップを創るという使命のもと、設計やレイアウトなど、細部に至るまでこだわり抜いたことを記憶しています。開業から2年でミシュランガイドのホテルセレクションに掲載され、今に至るまで上質な滞在体験が叶うハイグレードな宿泊主体型ホテルのパイオニアとして評価されていることを嬉しく思います。
――スタッフが気持ちよく働ける環境づくりにも取り組んでいる。
杉山 昨年度からバックオフィスの環境改善に着手し、今後3年ほどをかけて全グループホテルに展開します。
第一弾として三井ガーデンホテル仙台(仙台市青葉区)と三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺(京都市下京区)で実施しました。いずれもスタッフがプロジェクトに参加し、地域色を活かしたデザインや働き方に沿ったレイアウトの採用、預かり荷物の実状に応じた保管スペースの最適化、休憩スペースの快適性向上などを図りました。
スタッフの意見を取り入れたことで初めて分かったことも多く、例えば、事務室に設置した打合せ用のハイテーブルは、シフト交替時の引き継ぎ等のミーティングを短時間で済ませることが多く、立ちながら話がしやすいハイテーブルの方が便利だという意見がもとになっています。
京都河原町浄教寺の休憩室は客室1室をリノベーションしました。スタッフは立ち仕事が多いので、足を伸ばせる樹脂畳のスペースと椅子に座るスペースの両方を設け、バス・トイレはミニキッチンに改装しました。
――さらなる収益向上に向けた取り組みも。
杉山 顧客基盤の強化に向けた施策を進めたいと考えています。
アプリ会員システムMGH Reward Clubは、会員数が100万人を超えました。宿泊ポイントは三井不動産グループの各種ポイントとも互換性があり、幅広い事業を展開する三井不動産グループの強みをいっそう活かしていきます。
(国際ホテル旅館2025年8月5日号から抜粋)
