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経営者に聞く

ミナシアとの経営・ブランド統合1万5000室の規模に【ポラリス・ホールディングス】
オリジナルブランド「KOKO HOTEL」、グローバルホテルブランド「Best Western」等を展開するポラリス・ホールディングス(東京都千代田区)。昨年12月、「ホテルウィングインターナショナル」「テンザホテル」を展開するミナシア(東京都千代田区)との経営統合を発表。9月から順次、ブランドの統合も進める。国内外で105ホテル1万5487室(7月15日現在、開業予定を含む)を展開する運営規模に成長した同社の代表取締役社長に、6月26日付で就任した田口洋平氏に事業ビジョンを聞いた。
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――昨年12月に経営統合したミナシア(東京都千代田区)が展開する「ホテルウィングインターナショナル」「テンザホテル」を、自社ブランド「KOKO HOTEL」に統合する。
田口 統合は9月から順次実施します。新生・KOKO HOTELSは、全国63ホテル9489室を擁する、国内有数の規模のホテルブランドとなります。
当社はKOKO HOTELのほか、世界的ホテルブランド「Best Western」、ロードサイド型の「バリュー・ザ・ホテル」、フィリピンで展開する「Red Planet」を運営しています。一方、ミナシアは「ホテルウィングインターナショナル」と「テンザホテル」を展開し、両社ともに宿泊特化型ホテルを運営してきました。
私たちは事業活動の類似性や課題認識の共通点が多いと捉えており、統合によって1万5000室を超える規模のホテルチェーンとなることで、スケールメリットを活かした経営を行うことができ、課題克服と飛躍的な成長が実現すると期待しています。
――異なるブランドをどうまとめていくのか。
田口 KOKO HOTELは、当社スポンサーのスターアジアグループの支援のもと、コロナ禍以降に拠点拡大を進めてきましたが、その多くが既存ホテルのリブランドによるものです。一方、ホテルウィングインターナショナルは約35年の歴史を有しますが、改めて消費者調査等を実施し、訪日外国人を含む旅行者への訴求・認知のしやすさ等を考慮して、KOKO HOTELを採用することとなりました。
――ブランドとしての統一感をどう表現するのか。
田口 異なるブランドを統合するため、ハード面での統一は困難なところですが、逆に画一的なハードを売りにするのではなく、各ホテルが持つ個性と地域の魅力を最大限伝えるブランドとすることにしました。今回の統合を機に、再度マーケットリサーチを行い、新しいブランドコンセプト「Here Discovery Begins──ここから見つける旅を」を創設。ホテルが地域と旅行者を繋ぐ拠点となって新たな日本の地域の魅力を発見するきっかけを提供する姿勢を明確に打ち出し、ソフト面での統一感を図ってまいります。
また、サブブランドのカテゴリーも追加し、これまであった基本のKOKO HOTEL、上位ブランドの「KOKO HOTEL Premier」、長期滞在型の機能を備えた「KOKO HOTEL Residence」に加え、よりカジュアルな滞在を提供する「KOKO STAY」を新たに追加し、4つのサブブランドでハードの多様性に対応します。
(国際ホテル旅館2025年8月5日号から抜粋)
