TOP INTERVIEW

経営者に聞く

来年2026年に開業40周年 大阪駅前を象徴する存在に【ヒルトン大阪】

来年2026年に開業40周年 大阪駅前を象徴する存在に【ヒルトン大阪】

1986年に大阪初の外資系シティホテルとして開業したヒルトン大阪(大阪市北区)。客室562室のほか、最大1000名収容の大宴会場を含む宴会施設、5つのレストランを備え、長年にわたり、幅広い世代・属性の顧客に親しまれてきた。4月21日付で総支配人に就任したマーク・ミーニー氏に、ヒルトン大阪の強みと、その強みを活かした舵取りについて聞いた。

 

***********************************************************************

--ヒルトン大阪の強み・特徴は何か。

ミーニー ヒルトン大阪は、約40年間にわたり大阪駅前のアイコニックな存在として地元の方々に愛されてきました。

レストランや宴会場は近隣の在住者やビジネス関係の顧客も多く利用し、当ホテルと顧客とのコンタクトポイントとして重要な機能を果たしています。当ホテル独自のレストラン優待プログラム「ヒルトン・ダイニング・プラス」会員の方たちは世代を超えて利用されることも珍しくありませんし、近年ではスイーツビュッフェをきっかけに若い世代の方たちが当ホテルを訪れている手応えを得ています。外国人旅行者の皆さんにも、アメリカンスタイルのグリル料理や、懐石・鮨を提供するレストランが好評で、1日を通じて多様なニーズに応えています。

幅広い世代・属性の顧客と息の長いお付き合いは、チームメンバー(従業員)が積み重ねてきた関係性によるものも大きいです。長年の知見と経験豊かなチームメンバー、そしてホテルならではのホスピタリティや品質、そしてヒルトンブランドの安心感によって創り出された、強固な基盤だと考えます。

 

--強みを活かした取り組み・今後の展望は。

ミーニー 今年は特にチームメンバーの満足度向上、ESGの推進を重視しています。当ホテルでは館内各所の改装と並行してバックオフィスのリニューアルを実施しました。食堂はまるでカフェのような空間になり、リラクゼーションスペースやオフィスの空間も刷新されました。

チームメンバーが働く環境や各種制度等を整備することで、従業員満足度を高めることが、より良いサービスの提供に繋がると考えています。ヒルトンはGreat Place To Work Institute Japanによる2025年版日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100において、従業員1000名以上の企業が対象となる大規模部門で国内第3位、ホスピタリティ企業で第1位を獲得しております。

また、世界会員数2億2600万人以上のゲスト・ロイヤリティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」やヒルトン・ダイニング・プラスを通じてリピート利用を促し、安定した稼働を確保しています。ホテル利用を通じた顧客化・会員化の誘導と継続利用については社内でもスキームが確立されています。

新規顧客層との接点も創出したいと思います。梅田・キタエリアは大阪の中心地ですが、「ヒルトン・プラザ」は世界的に有名なハイブランドが出店しており、上質で洗練されたサービスを求め、購買経験が豊富な方たちとの親和性が高い場所だと捉えています。これを踏まえて、当ホテルも外部パートナーとのコラボレーションや、本物志向のライフスタイルを意識する若い世代等に向けた企画等を打ち出してまいります。

今後も引き続き選ばれるホテルとなるよう、新しい試みを継続して行ってまいります。

 

(国際ホテル旅館2025年8月5日号から抜粋)