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経営者に聞く

柔軟で丁寧な接客、笑顔で出迎える〝凡事徹底〟を大切に【渋谷エクセルホテル東急/渋谷東急REIホテル】

柔軟で丁寧な接客、笑顔で出迎える〝凡事徹底〟を大切に【渋谷エクセルホテル東急/渋谷東急REIホテル】

「100年に一度」と言われる大規模開発が進む東京・渋谷駅周辺エリア。その中心に位置する渋谷エクセルホテル東急(東京都渋谷区)と渋谷東急REIホテル(東京都渋谷区)では、6月1日付で堀内雅人氏が総支配人に就任した。開業25周年を迎えた渋谷エクセルホテル東急と、46年目の渋谷東急REIホテル。長年多くの人々を迎えてきた両ホテルで、人・情報・文化が交差する大都市の渋谷でどのような舵取りを行うのか、堀内氏に聞いた。

 

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――ホテル業界でのキャリアはバーテンダーが始まりだった。

堀内 地元・岡山でバーテンダーとしてのキャリアを始めた後、上京して銀座の名門バーに就職しました。その店で、さらにキャリアを磨くならオーセンティックバーの最高峰であるホテルで働くことを勧められたことが、ホテル業界に進むきっかけとなりました。

1990年に赤坂東急ホテル(当時)に入社し、半年間のレストラン勤務を経てバーに配属され、各界の著名人が足繁く通う店で同僚と競うように腕を磨きました。

――その後、銀座東急ホテル「バー東」やキャピトル東急ホテル「李白バー」(いずれも当時)を経て、2006年4月にセルリアンタワー東急ホテルに異動。食堂支配人に就任した。

堀内 当時の総支配人ならびに総料理長から勧められてマネジメントに挑戦しました。ちょうど、食の安全管理をめぐる様々な問題が相次いで表面化し、アレルギーや多様な食の価値観への対応も求められるようになりました。この経験があったからこそ「食の東急ホテルズ」を推進する礎が構築できたとも思います。

――堀内さんが考える、渋谷エクセルホテル東急および渋谷東急REIホテルの魅力・価値とは。

堀内 現在、東急ホテルズは渋谷エリアで4ホテルを営業していますが、その中でもこの2ホテルは渋谷駅に直結または隣接する恵まれたロケーションにあり、渋谷東急REIホテルは開業46周年、渋谷エクセルホテル東急は同25周年と、長年にわたり渋谷の街に根差してきた歴史もあります。

――渋谷は訪日外国人旅行者からの人気も高い。

堀内 宿泊需要の取り込みも順調に進んでいますが、そのことを手放しでは喜べず、価格相応の価値を提供できているかが問われると捉えています。周辺では新規開業・開発計画が相次いでおり、最新の設備・インテリアを揃えるホテルと競合する中で、サービスの品質向上を含む価値創出に取り組みたいと思います。

――具体的な取り組みは。
堀内 現在、渋谷エクセルホテル東急は様々な施設計画を進めていますが、内装や設備を更新するだけでなく、メニューやサービス、空間演出等も含めたブラッシュアップを図りたいと考えています。

――現場スタッフの皆さんにはどのような言葉をかけているか。

堀内 アソシエイツ(ホテルで働く従業員)には「凡事徹底」という言葉を大切にしてほしいと伝えています。ホテルの現場業務はルーティンワークが多いですが、当たり前のことを徹底的に実践し、他の追随を許さないレベルまで突き詰めることを私自身も大切にしています。

 

(国際ホテル旅館2025年9月5日号から抜粋)