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経営者に聞く

海外人材の活用をワンストップで支援 新規事業「LIP3」始動【リゾーツ琉球】
沖縄や九州で宿泊・観光施設を運営するリゾーツ琉球(沖縄県豊見城市)は、8月1日、海外人材の活用を推進する人材紹介・登録支援業を、新規事業「LIP3(リップスリー、Link International Peace)」として立ち上げた。同社がこれまで外国人スタッフを受け入れてきた実績と経験を活かし、宿泊・観光業をはじめ幅広い業種企業の海外人材確保を支援する。
LIP3はネパール、ミャンマー、ベトナム、パキスタン、韓国等、アジア諸国の教育機関と提携し、特定技能や技術・人文知識・国際業務(技人国)等の在留資格を持つ海外人材を日本企業へ紹介する。提携語学学校を通じて安定した人材確保を実現し、ビザ申請支援から来日後の生活適応まで、海外人材の採用から定着まで一貫して対応する。
同社が宿泊・観光施設の運営で培ったノウハウをもとに、海外人材の「定着・戦力化」を重視。企業には採用相談や各種諸手続きの代行、海外人材には送り出し前の研修や生活・語学支援、定期面談、語学研修やキャリアアップ支援等を個別に提供し、長期的な雇用定着を目指す。
リゾーツ琉球は「琉球温泉瀬長島ホテル/瀬長島ウミカジテラス」「The BREAKFAST HOTEL」「ホテルアートステイ那覇国際通り」等を運営。約530名
の同社従業員のうち約50名が海外人材だ。定着率のさらなる向上に向けて2023年6月から業務を内製化し、専任スタッフを配置し、ビザ申請や行政手続き、生活支援を社内で一貫して対応できる体制を整えた。その結果、現在、離職率はほぼゼロにまで低下している。
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(グローバル人材支援室 統括責任者 正司雄也氏)
――LIP3ならではの特徴は何か。
正司 単なる人材紹介にとどまらず、雇用後のフォローまで包括的に担います。当社のノウハウと仕組みを基盤にサービスを提供したいと思います。
LIP3ならではの取り組みとして、送り出し前に、日本で働く上でのマナーやルール、労務面などの研修を独自に実施。宿泊業・外食業向けにはサービス研修も行います。
さらに、アライアンス企業の協力により、オンライン学習で日本語の習得・向上のための個別教育プログラムを3年間サポートするほか、特定技能1号から2号へ移行する等のステップアップに向けた学習サポートも行い、キャリア形成を後押ししていきます。
各企業に送り出した外国人従業員を集め、運動会や文化・観光体験等の交流イベントをLIP3が企画・主催し、年に1~2回のペースで定期開催する予定です。イベントを通じた交流で海外人材同士のネットワーク形成を支援します。
採用企業に対しては、助成金・補助金の活用を支援します。海外人材の採用には費用負担も伴うため、行政の制度を適切に活用できるようコンサルティングすることで、特に中小企業や地方の事業者を資金面と人材面の両輪からサポートします。
(国際ホテル旅館2025年10月20日号から抜粋)
