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経営者に聞く

購買ネットワーク「サプライマネージメント」提供【ヒルトン日本・ミクロネシア地区開発担当副社長 藤本博久氏】
――昨年(2025年)12月に「タペストリー・コレクションbyヒルトン」を北海道・ニセコに初出店した。
藤本 ニセコビレッジスキーリゾート内に位置する既存ホテルをリブランドし、世界に180軒以上を展開する独立系ライフスタイルブランドのポートフォリオとして、ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジタペストリー・コレクションbyヒルトン (北海道虻田郡)を冬季限定で営業します。200室の客室のほか、レストラン・ラウンジ、天然温泉の露天風呂、スパ・フィットネス等を備えています。
――今後も新規開業計画を推進する。
藤本 今年はキャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート(沖縄県宮古島市)とコンラッド名古屋(名古屋市中区)の新規開業に加え、ヒルトン・ガーデン・イン横浜みなとみらい(横浜市西区)およびヒルトン高山リゾート(岐阜県高山市) のリブランド開業を予定しています。
現在、これらを含む13ホテルの開業予定プロジェクトを進めており、今後もアイコニックな立地への新規出店を推進すると同時に、既存ホテルのコンバージョンによる出店、同一エリア内で複数ブランドを営業するドミナント出店についても、日本で培ってきた豊富な実績を活かしていきたいと考えています。
現在の日本での開業予定プロジェクトは、ラグジュアリーカテゴリおよびライフスタイルカテゴリが中心です。ラグジュアリーについては日本国内で大きな出店余地があり、ライフスタイルはプレミアムの高さからオーナーやデベロッパーの関心を集めていると捉えています。ヒルトンはグローバルで、いずれのカテゴリにおいても新しいブランドを展開し、旅行者のニーズおよび旅行トレンドに対応しています。
一方、フォーカス・サービスカテゴリについては、カジュアルに宿泊・利用できる点から、日本では宿泊特化型ホテルチェーンによるグループホテルのフランチャイズ加盟等において展開の可能性があると考えており、特に若い世代がヒルトンを利用する入口となる役割を担うと考えます。
――ホテルブランドの展開以外にも新たな選択肢を用意する。
藤本 当社の購買ネットワークに参画できる「サプライマネージメント」を、国内のホテル・旅館に提案していきます。
ヒルトンを通じて備品等を購買できるサービスで、対象となるアイテムは約60万
点。当社とMC(運営受託)またはFC契約を結んでいない宿泊施設も対象とします。
ヒルトンのサプライマネージメントは世界153の国・地域で2万5000軒が参画し、年間160億米ドル規模の購買力を有します。この規模を活かした取引関係をサプライヤー各社と構築しており、調達頻度の高いアイテムほど有利な条件で購入することが可能です。
(国際ホテル旅館2026年1月5日号から抜粋)
