TOP INTERVIEW
経営者に聞く

「おもてなし」が生む心地よい滞在体験を追求【リーガロイヤルホテル東京代表者兼総支配人 疂谷恵介氏】
リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)は4月1日、疂谷恵介氏が代表取締役社長兼総支配人に就任した。疂谷氏は1999年にロイヤルホテル(大阪市北区)へ入社し、リーガロイヤルホテル(大阪)で宴会サービスや宿泊・宴会セールス、経営企画、ブライダル部門を経験。その後、リーガロイヤルホテル東京、大阪、広島、京都で副総支配人を歴任し、2024年からはリーガグラン京都・リーガプレイス京都四条烏丸の総支配人を務めた。豊富な経験を生かし、顧客に寄り添うサービスを通じて、グランドホテルとしての存在価値を高めていく。
************************************************************************
――リーガロイヤルホテルは、空間や設備だけでなく、スタッフのサービスにも高い品質が求められる。
疂谷 快適で心地よい滞在体験は、最終的にはスタッフが生み出すものです。その力を十分に発揮できる環境を整えることが、私たちマネジメントの重要な役割だと考えています。
総支配人に就任して以来、スタッフには「顔を上げてお客様を見てほしい」と繰り返し伝えています。ホテルサービスでは、さりげない気配りや心遣いが欠かせません。顧客の様子をよく観察し、必要とされる瞬間を察知して自然に寄り添うことが大切です。
――顧客への心遣いや気配りは、マニュアル等で明文化しづらい要素でもある。
疂谷 このようなサービスは、マニュアルによって身に付くものではありません。だからこそ、私自身が日々繰り返し伝え、時には自ら実践して示すことが大切だと考えています。
――リーガロイヤルホテル東京の魅力は何か。
疂谷 都心にありながら静かに過ごせるロケーションです。早稲田大学や大隈庭園に隣接し、豊かな緑に囲まれた環境の中で、都会の喧騒を離れてゆったりと滞在できることは、当ホテルならではの価値だと考えています。
――レストランや宴会場は、周辺エリアに在住・勤務する人たちの利用機会が多い。
疂谷 開業以来32年間、地域に根差した営業を続けてきたことは、当ホテルの大きな財産です。結婚式や七五三、お宮参り、家族での会食など、人生の節目を支えるグランドホテルとしての役割も大切にしています。
――外国人客の受け入れも増えている。
疂谷 現在、宿泊客に占めるインバウンド比率は約6割で、コロナ禍前の約3割から大きく伸びました。新宿へのアクセスが良く、それでいて静かな環境で過ごせることから、ファミリー層も安心して利用できることが評価されています。
こうした強みをさらに生かすため、1階ガーデンラウンジを宿泊者限定で夜間も開放し、アルコール類を提供する新たなサービスを始めました。
(国際ホテル旅館2026年8月5日号から抜粋)
