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経営者に聞く

拠点拡大KOKO HOTELS【ポラリス・ホールディングス】

拠点拡大KOKO HOTELS【ポラリス・ホールディングス】

ポラリス・ホールディングス(東京都中央区)は、既存ホテルのリブランドによる出店が相次いでいる。

昨年、ホテルトラスティとして運営していた国内6ホテルを、当社グループが展開するホテルブランド「KOKO HOTEL(ココホテル)」および「KOKO HOTEL Premier」として順次リブランドオープンした。いずれのホテルも同社の親会社であるスターアジアグループが昨年4月に取得または賃借権を承継したもの。

代表取締役社長の梅木篤郎氏は「いずれも大都市圏や主要地方都市の中心部に位置し、ビジネス需要はもちろん、観光・レジャー需要においても利便性の高い立地環境にある。当社の持続的な業績拡大に寄与すると期待している」と語る。

また、同時期に東京・浅草エリアのレジデンスタイプのホテル2施設も新たに運営を始めた。この2ホテルは1室に4名から6名が宿泊できる広さを備え、ミニキッチン、洗濯乾燥機、ダイニングテーブル、食器類等、長期滞在に適した設備を備える。今後、訪日外客を含むファミリー・グループの宿泊需要の取り込みを、レジデンスタイプのホテルで狙っていく。

「当社グループは、世界的なホテルチェーンのベストウェスタンホテルズ&リゾーツのエリアデベロッパーとして、現在は日本国内で直営8ホテルを展開している。ベストウェスタンは、特に訪日外客にとっては馴染み深いブランドであり、日本国内においても長年の運営実績がある。今後、KOKOHOTELSと並立して国内展開を進めていきたい」(梅木氏)。

また、フィリピンの大手宿泊特化型ホテルチェーンであるRed Planet Hotels Manilaの株式を、今事業年度中に取得する予定。この契約によって、フィリピン国内にあるRed Planetブランドのホテル14店舗を保有・運営することになる。