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経営者に聞く

新ブランド ASCEND(アセンド)コレクション【チョイスホテルズジャパン】

新ブランド ASCEND(アセンド)コレクション【チョイスホテルズジャパン】

世界40を超える国・地域で7000軒以上のホテルを展開するチョイスホテルズインターナショナル(米国)とマスターフランチャイズ契約を締結し、「コンフォートホテル」等を日本国内で運営するチョイスホテルズジャパン(東京都中央区)。従来からの主要ターゲットであるビジネス需要の取り込みに加え、観光・レジャー需要の取り込みを強化。日本未進出のアップスケールソフトブランド「ASCEND(アセンド)」コレクションの展開を決め、より多様な出店展開を進める。

代表取締役社長の村木雄哉氏は「社会の変容に対応すべく、レジリエント(柔軟、しなやか)な企業として次のステージに進みたい。具体的には、コンフォートブランドの従来からの主要ターゲットであるビジネス需要の取り込みに加えて、新たに観光・レジャー需要の獲得に挑戦する」と語る。

新たに日本での展開を決めたホテルブランド「ASCEND(アセンド)」コレクションは、チョイスホテルズインターナショナルが展開するアップスケールのソフトブランド(独自のデザイン・仕様・サービスを提供するホテルを束ねて系列化するブランド。ホテルの独自性を維持したままホテルチェーンの送客基盤等を活用できる利点がある)。

村木氏は「日本の場合、温泉を使った温浴施設や夕食を提供するレストラン等の付帯施設を備えた方が、観光・レジャー需要を取り込みやすい場合がある。一つひとつが特徴的で独自性の高いホテルコレクションであるASCENDであれば実現する。当社としてはより多様な出店展開を進めることができ、旅行者の皆さんにもユニークなホテルの選択肢を提案したい」と語る。

コンフォートブランドの再構築も進める。村木氏は「現在、コンフォートホテルとコンフォートイン、コンフォートスイーツの3ブランドを基本とするが、さらに複数名での宿泊に対応した機能を備える新ブランドの立ち上げを検討している」とし、既存ホテルのリブランドを検討する。