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経営者に聞く

新宿から25分の「近場リゾート」【SORANO HOTEL】

新宿から25分の「近場リゾート」【SORANO HOTEL】

東京・JR立川駅北側に今春誕生した新街区・GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)。その中に6月8日、SORANO HOTEL(ソラノホテル、東京都立川市)がオープンした。運営は立飛グループの「立飛ホスピタリティマネジメント」が担当する。

総支配人の深田浩平氏は「『ウェルビーイング』をコンセプトとした新しいライフスタイルを提案するGREEN SPRINGSの構成施設の一つとして開業した。国営昭和記念公園に隣接するロケーションを最大限に生かし、景観を生かした施設づくりと木材をふんだんに使ったインテリアなどで、自然の中にいるような感覚を得られる」と語る。

「地域社会との共生も重視し、地域発の製品・素材を活用するほか、営業面でも既存の周辺ホテルやブライダル施設などと競合しないポジションを担う」(深田氏)とし、宴会・婚礼機能を持たない宿泊特化型ホテルとして計画し、客室面積は50㎡以上・ADR4万円の高付加価値ホテルを志向する。

ウェルビーイングのコンセプトは備品やアメニティ、料理メニューなどにも反映される。深田氏は「当ホテルの考えを利用客と共有したく、全ての客室に考え方や取り組みをまとめたコンセプトブックを1冊ずつ設置している」と語る。

「主要ターゲットの一つは、立川市・近隣市在住の地元客。特に、レストランやスパは開業直後の時点で何度も利用して下さっている方もいる。宿泊も開業直後は地元客を中心に使って頂いた。東京都心部や首都圏に住む方たちからも6月下旬以降は徐々に予約が増えている。外出自粛や感染拡大の影響で客室稼働率はまだまだ厳しいですが、心地よく過ごせる滞在を叶えるためにサービスを磨き続け、当ホテルの価値や思いが伝わるよう発信を続けていきたい」(深田氏)