4月24日、神奈川県鎌倉市に「ホテルメトロポリタン鎌倉」が開業した。138室の客室は女性の観光・レジャー需要を意識した機能や設備・備品が充実。日帰り観光が主流の鎌倉において、総支配人の深澤一郎氏は「宿泊するからこそ体験できる魅力」の発信に力をいれる。

開業計画の段階で設定したペルソナ（仮のターゲット顧客像）は「50代の女性。家事や育児、仕事が一段落し、海外も含めて旅行経験が豊富な方」（深澤氏）を想定。その思想が客室にも反映され、客室は全室２名で宿泊可能、一部客室タイプは最大３名で宿泊できる。また、女性２人が同時に身支度を整えられるよう、独立洗面台の他にデスクエリアにも三面鏡を備えた客室も。

「首都圏において、鎌倉は日帰りの観光スポットとして定着している。宿泊するからこそ体験できる鎌倉の魅力を伝える拠点として、まだ知られていない鎌倉の楽しみ方を積極的に発信したい。鎌倉にも夜間に営業する飲食店はありますし、鶴岡八幡宮は境内を歩くだけなら24時間いつでも入れますので夜のお参りもお勧め。由比ヶ浜海岸まで足を伸ばせば早朝の海の景色を楽しむこともできる。『心魅かれる新たな古都へ』をテーマとする当ホテルへの滞在と合わせて、鎌倉に泊まらなければできない新たな体験をぜひ楽しんで頂きたい」（深澤氏）