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  • 予約関連システム・サービス
  • 20.05.24

顧客管理の運用を効率化 LINEによるセグメント配信も【パイプドビッツ】

パイプドビッツ(東京都港区)は、インターネット経由で情報を管理できるクラウド型プラットフォーム「スパイラル」を運用。宿泊業にも導入されている。

スパイラルは、データベースと約400種類のコンポーネントから構成される。企業が保有する情報の管理に必要な機能を一通り備え、必要に応じて様々な機能を組み合わせることができる。具体的な用途として顧客情報の管理やメール・メッセージ配信、会員専用サイトの情報管理、従業員の災害時安否確認などに活用されている。導入実績は3600件にのぼり、幅広い業種に対応する汎用性の高さと高度なセキュリティ、そして個別のシステム構築に比べて開発コストや期間が大幅削減できることなどが評価されている。

宿泊業では、PMSなどに登録されている顧客情報をスパイラルが共有し、アプリや外部システムと連携することで、顧客限定のメルマガ配信などをスムーズに行うことができる。配信手段は電子メールだけでなく、LINEやSMSなどを通じて送ることもできる。

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)は、昨年9月からホテルの会員組織「オリエンタルメンバーズ」をスパイラルと連携し、LINEを使った情報配信を行っている。2018年末に開設したLINE公式アカウントに友だち登録したアカウントを、スパイラルを通じてオリエンタルメンバーズの新規会員として取り込む、またはすでに登録されている会員情報とLINE IDとを照合してPMSの会員情報を自動更新するのに役立てている。属性に基づいたセグメント配信も可能になり、利用頻度や保有ポイント、居住地、誕生日などによって情報の内容を変えている。

スマホアプリの開発に比べて費用が2分の1に抑えられ、アプリをインストールする手間がかからず会員登録のハードルが下がること、他の配信手段に比べて開封率が高いことなどがスパイラル採用の決め手になった。