パレスホテル東京（東京都千代田区）は、３月５日から新スイート「プレミアスイート」の販売を始めた。ホテルでの滞在を旅の目的とする宿泊客のニーズに応え、暮らすように滞在するホテルライフを提案する。

プレミアスイートのリビングルームエリアには、Ｌ字型のソファとダイニングテーブルがそれぞれ配置されている。部屋全体が明るい木目や落ち着いた色合いのコーディネートでまとめられ、自宅で過ごしているかのような心地良さが特徴となっている。

プレミアスイートは、10階から15階の各フロアに１室ずつ設けられた。隣り合う二つの客室を一つにまとめたもので、広さは90㎡。インテリアデザインは、10年前のオープン時と同じく世界的な設計会社GA Group（英国）テリー・マクギニティ氏が担当した。コロナ禍前はスイートの稼働が好調で、特に訪日外国人客の中長期滞在を受け入れる機会が多く、満室になることもしばしばあったという。今回のプレミアスイートの新設は、コロナ禍収束後に訪日外国人客の需要回復が見込まれることに加えて、ワーケーションやステイケーションといった新しい宿泊需要にも対応する狙いもある。