新宿ワシントンホテル（東京都新宿区）は、館内レストランで抽出したコーヒーかすを用いた手作りの脱臭パックを制作。6月1日から本館3階のアメニティコーナーと喫煙フロアの共有スペースに設置を始めた。設置初日は250個を用意したところ全て無くなり、その後もコンスタントに持ち帰られているという。

脱臭パックは、ホテルスタッフが一つずつコーヒーかすをペーパーフィルターに包んで作成した。毎日の営業で大量に発生するコーヒーかすの有効活用法を検討する中で、脱臭効果があるという情報に着目。宿泊客が自由に使えるよう、小分けのパック状に加工した。

販売予約課企画担当マネージャーの本田祐美氏は「宿泊客の手荷物の脱臭ができるということで好評なようだ。スタッフが一つずつ手作りすることでSDGsに主体的に関わるという意識づけの醸成にも繋がっている」と語る。