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  • 23.03.02

摘果りんごをシードルに【もりやま園】

摘果りんごをシードルに【もりやま園】

りんご園の経営およびりんごを使った食品製造販売のもりやま園(青森県弘前市)は、栽培過程で生まれる摘果(てきか)りんごを活用した「TEKIKAKA(テキカカ)シードル」を販売。飲食店への提供実績も多数ある。

テキカカシードルは2019年、JAPAN CIDER AWARDS 2019で国産シードルの頂点である日本部門大賞を獲得。ほどよい酸味とキレの良さ、さっぱりした味わいが評価された。甘みを抑えたドライシードルで食事との相性も良く、瓶入り製品のほかに飲食店向けの10リットルケグ入り製品も提供している。通年で供給可能な生産体制を取っており、昨年の出荷実績は前年を上回る等、販売も好調だ。

未成熟の果実を間引く摘果は、高品質なりんごを生産するために必要不可欠な作業。市場に出回るりんごは結実した果実のわずか1割で、残り9割が摘み取らるという。本来なら廃棄されていた摘果りんごを活用できるよう、栽培工程の再構築に試行錯誤を繰り返した。