化粧品・日用品の容器の製造販売を手掛けるツバキスタイル（東京都中央区）は、容器の循環型リサイクルシステムを新たに構築。回収容器の再資源化と容器製造を一貫して行う「水平リサイクルシステム」を活用したホテルアメニティの提供が、9月から始まった。

取り組みは、ツバキスタイルが2021年に設立したBEAUTYCLE（ビューティクル、佐賀県神埼市）が行う。BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel（東京都新宿区）で使われているホテルオリジナルのバスアメニティのボトルを回収し、BEAUTYCLEが再資源化、再びバスアメニティボトルとして利用する。

リサイクルするのは、同ホテルの客室に設置されているシャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、ボディーローション、バブルバス、バスソルトのミニボトル容器。代表取締役の杉山大祐氏は「ホテルアメニティをはじめとする化粧品・日用品は、リサイクルのフローが国内では未だ確立されていない。プラスチック製品を扱う企業として廃棄量の減少に寄与したいと考え、BEAUTYCLEを設立した」と語る。

（国際ホテル旅館2023年9月20日号）