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  • 宴会場、レストラン、料飲
  • 24.07.21

創業当時の人気料理をアレンジ 提供1万食を突破【聚楽】

創業当時の人気料理をアレンジ 提供1万食を突破【聚楽】

ホテルやレストラン事業を展開する聚楽(東京都千代田区)は、今年3月10日に創業100周年を迎えた。これを記念し、昨年7月から系列レストランで創業当時の人気料理をアレンジしたメニューを期間限定で販売している。

これらの提供数は、発売から7カ月で1万食を突破。本来3月までの提供期間を予定していたところ、好評を受けて来年3月31日まで1年間延長することを決めた。

メニューは「じゅらくの10銭ハヤシライス(サラダ・スープ付)」1630円、「じゅらくの8銭合い盛り丼(味噌汁・漬物付)」1430円、「じゅらくの3銭コロッケ」1個320円。期間延長を機に、追加メニュー「じゅらくの15銭フライ盛りセット(ライス・スープ付)」1880円の提供も始めた。いずれも創業時の詳細なレシピは残っていないが、当時の食堂のラインナップや単価を参考に内容を決定した。メニュー名に当時の価格を入れることで印象を強める狙いもある。

じゅらくの8銭合い盛り丼は、当時はコロッケ、イカゲソフライ、ポテトサラダの盛り合わせだったが、今回はイカゲソフライをハムカツと照り焼きチキンに変更した。人気を受けて販売期間終了後も定番メニューとすることを検討している。

これらが味わえるのは、レストランじゅらく上野駅前店(東京都台東区)、レストランじゅらく浅草店(東京都台東区)、須田町食堂秋葉原UDX店(東京都千代田区)。ホテル事業部副部長広報担当の堀越弘明氏は「聚楽が創業する以前、洋食料理にはランチで1円=現代で1万円ほどに相当する値段がついていたという記録がある。当社は、そんな高嶺の花だった洋食料理を一般市民に広めたと自負している。今回提供しているメニューをきっかけに、聚楽が100年企業であるということを広くアピールしたい」と語る。

(国際ホテル旅館2024年7月20日号)