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  • 24.07.21

換気制御で電力使用量削減 ホテルでも採用実績【cynaps】

換気制御で電力使用量削減 ホテルでも採用実績【cynaps】

IoTプラットフォームの研究開発等を手掛けるcynaps(シナプス、東京都墨田区)は、建物の換気状態を監視し自動制御するIoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD」(ビーエークラウド)を提供。ホテルやレストラン、コンビニエンスストア等への導入実績がある。

BA CLOUDは、換気装置に設置したIoTコントローラをクラウドで遠隔監視・制御する。CO2濃度・温度・湿度の複合センサーにより室内の人の減少や不在を検知し、過剰な換気を抑える。法令に基づく適切な換気状態を保ちながら、空気環境に応じて換気量を調節することで、空調の消費エネルギーを抑制し、電力使用量の削減に繋がる。

代表取締役の岩屋雄介氏は「ホテルはエアコンを常時稼働させていることから、業務用建築物の中でもエネルギー使用量が高い傾向にある。BA CLOUDは換気装置を制御することでエアコンの稼働状態を最適化し、電力使用量の削減効果が出やすい。サーバーレス・制御盤レスのシステムで、営業停止・売り止めを行うことなく既存建物にも導入できる。中小規模の建物に最適なほか、大規模建物内の一部施設にも導入できる点からも、ホテルとの相性は非常に良いシステムだと考えている」と語る。
昨年11月下旬、アパホテル〈札幌大通駅前南〉(札幌市中央区)はBA CLOUDを試験導入し、館内に9台のセンサーを設置して館内全体の換気制御を行ったところ、約2カ月間で24%の電力消費量削減に成功。今年3月から本格運用している。試験導入時には安全を考慮して換気抑制量を10%以下にとどめたが、本格運用後はさらなる省エネ効果が見込めるという。

BA CLOUDの利用料金は、削減された電気代の一部を同社に提供するモデルで、導入によるイニシャルコストは発生しない。「換気量だけでなく、室温も適切に保つことができるので、利用客がストレスを感じることなく滞在できる、サービス品質の維持にも繋がる」と岩屋氏。

(国際ホテル旅館2024年7月20日号)