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  • 24.07.23

第5回 「特定技能」待ったなしの海外人材受け入れ【「雇用流動化」時代のホテル人材 ―もう人手不足に悩まない―】

第5回 「特定技能」待ったなしの海外人材受け入れ【「雇用流動化」時代のホテル人材 ―もう人手不足に悩まない―】

本稿ではこれまで、スポットバイト「バリプラ」をはじめ、キャリア人材の紹介、業務の受託等、ホテル・旅館の人材確保に向けた様々な方法を紹介してきました。この締めくくりとして、今後必要不可欠な存在となる「海外人材」について解説します。

バリュースタッフグループは、昨年、特定技能外国人の登録支援機関の認可を受けました。ベトナムの送り出し機関と提携し、当社もコーディネーター人材を現地採用して育成する等、受け入れ体制を整備しています。さらに、日本企業を対象に海外人材の採用・教育支援に多数の実績がある企業とも連携し、求職者と求人企業、双方にとってスムーズな就職・採用となるよう努めています。

ホテルの場合、すでに現場で活躍している外国人人材も多くいらっしゃると思います。ただ、その多くは技人国(技術・人文知識・国際業務)のビザで就労しているようです。

技人国は、大学等で学んだ専攻分野を生かした仕事に就く高度人材向けの在留資格です。専門性の高い業務、または専攻分野との関連性が認められる業務に就くことを前提としています。

日本のホテル・旅館で働く人材は様々な業務をこなす「マルチタスク」が求められることが多いですが、技人国の在留資格で就労している人材にマルチタスクを求めることは、制度から逸脱することになります。

2019年4月に始まった特定技能は、各分野が定める範囲内であれば様々な業務に従事できます(例:宿泊業の場合、フロント、企画・広報、接客およびレストランサービス等。これらに関連する物品販売や備品の点検等にも付随的に従事可能)。ホテル業界の実情を鑑みると、マルチタスクに対応可能な特定技能人材の方が相性が良いと考えられます。

当社では、宿泊分野、外食分野、ビルメンテナンス分野の特定技能人材を取り扱います。いずれも、すでに人材サービスで採用および教育・育成を行ってきた実績を活かし、ホテル・旅館の人材確保における様々な課題に幅広く応えていきます。

現在日本で働いている外国人のキャリアアップも支援します。例えば、ビルメンテナンス分野の特定技能人材に客室清掃業務のトレーニングを行ったり、技能実習生や技人国の在留資格人材に特定技能の資格取得をサポートしたりする予定です。

8月には、日本で働く外国人ならびに日本で働きたい海外人材に、就職先を紹介したりキャリアアップの道を示したりするポータルサイトGLOBAL」を開設し、情報発信に努めてまいります。

同時に、採用する企業・施設へも「様々な人材が活躍する職場づくり」の支援をしてまいります。

バリュースタッフグループCOO 西谷良造氏

(国際ホテル旅館2024年7月20日号)

 

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