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- 24.08.06
第3回コンセプトのつくり方【2】 対立する2つの矛盾から考える【骨太な集客力を身に付ける「コンセプトのつくり方」】
今回ご紹介するコンセプトのつくり方は、新規事業展開やリブランディングなど、新たな価値を生み出す必要があるシーンで活用できるフレームワークを用いた方法です。
消費者が直面する葛藤「Aを選ぶとBを諦めざるを得ない。Bを選ぶとAを諦めざるを得ない。」という2つの対極構造に対し、AもBも満たす「C」を自社の存在意義としてコンセプトの種にする、というものです。一見、同時解決が難しいと思われる問題を、新たなアイディアで解決していくデザイン思考で捉え、競争環境に新しい価値を吹き込みます。
フレームワークの記入方法を解説します。上の表をご覧ください。
①に消費者が考えうる選択肢Aと、それに伴う満足②・不満③を記入します。次に、③を避けるために考えられるBという新たな選択肢を④に書き、それに伴う満足⑤・不満⑥を記入します。
皆さんが運営するホテル・旅館のターゲット層の宿泊ニーズを満たす商品・サービスを、記入例を参考に考えてみましょう。どのような選択肢が考えられ、それぞれどのような満足・葛藤が生じるでしょうか?顧客視点で考えてみてください。書き出しに困る場合は、A・Bをそれぞれ代表する具体的な競合施設をあてはめてみてもよいでしょう。
記入後、選択肢A・Bそれぞれのポイントとなるキーワードを抽出してください。今後の記事で2つのキーワードをコンセプトのキーフレーズ化にする方法を紹介します。次回はグループ施設をもつ企業のコポーレートコンセプトのつくり方です。
宿研 マーケティング室 濱田周作氏
(国際ホテル旅館2024年8月5日号)
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