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  • 宿泊施設向け商材・アイテム
  • 24.10.07

宿泊施設でも需要拡大「レンタルコミック」【ビーエムジャパン】

宿泊施設でも需要拡大「レンタルコミック」【ビーエムジャパン】

ロビーラウンジや湯上がり処、ランドリーの待合スペース。ホテル・旅館のパブリックスペースにコミックを設置する事例が増えている。ちょっとした待ち時間の暇つぶしにとどまらず、子どもから大人まで幅広い年代の滞在満足度を向上させるコンテンツとして、活用事例も広がりを見せている。

宿泊主体型ホテルチェーンやフルサービスホテル、温泉旅館等、様々な業態の宿泊施設にコミックレンタルサービスを提供しているのがビーエムジャパン(愛知県知多市)だ。

同社は2003年に店舗向けのコミックレンタルサービスを開始。20年以上にわたり、温浴施設やアミューズメント施設、飲食店、クリニック等にコミックを提供し、コロナ禍以降は宿泊施設にも実績を伸ばしている。長年の実績に基づくサービスシステムの確立とリーズナブルな料金体系等が評価され、新規導入はもちろん、既存サービスからの入れ替え事例も相次いでいる。

レンタル料金の目安として、1000冊設置の場合は月額1万円から、人気タイトルを一通りカバーできる2000冊だと同1万6000円から。冊数分の本棚を無料で提供することもでき、初期費用は一切不要。設置スペースや冊数に合わせた本棚を提案する。

3カ月ごとにタイトルの入れ替えを行うことができるほか、万が一の破損・汚損の交換も無制限で対応する。同社が取り扱うコミックは、いずれも著作権者の許諾を得ており、法的な手続きをクリアしている。許諾を得た取り扱い可能な作品の範囲内であれば、特別な作品・テーマのリクエストやラインナップの要望にも応える。レンタルブック事業には著作権者の著作権(貸与権)が及び、著作権者の許諾と使用料の支払いが求められている。

 

新たな収益機会を生む

ホテル・旅館へは、宿泊客にちょっとした待ち時間が発生したり、中長期滞在や荒天等によって館内に長く滞在したりするシーンで、暇つぶしとしてコミックが重宝される。さらに、近年はインバウンド客や日中利用の促進にコミックを活用する動きも増えているという。代表取締役の近藤貴樹氏は「訪日外国人旅行者には日本のマンガ・アニメ文化に高い関心を持つ人も多く、海外で翻訳版コミックを読んだ後、日本でオリジナル版を読みたい、というニーズがある」と語る。なお、翻訳版は貸与権の範囲外となるため、取り扱いは難しいという。

さらに、ロビーラウンジや大浴場の湯上がり処等にコミックを設置しているホテル・旅館では、日中利用客の呼び込みにコミックを活用する事例もあるという。近藤氏は「マンガ喫茶のような感覚でラウンジを時間貸しにしたり、日帰り入浴サービスの導入・強化を図ったりする際に、コミックコーナーが役立つ。ホテル・旅館にとっては、新たな収益機会の創出と地元客の掘り起こしにつながるメリットもある」と語る。

(国際ホテル旅館2024年10月5日号)