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  • 25.02.07

復興と地域活性化を象徴する交流拠点に【タイズヴェルデホテル】

復興と地域活性化を象徴する交流拠点に【タイズヴェルデホテル】

建築設計事務所のタイズスタイル(福島県双葉郡)は、1月11日にタイズヴェルデホテル(福島県双葉郡)を開業した。

タイズヴェルデホテルは大熊町役場の目の前に位置し、同町において震災後初の民間ホテルとして誕生した。4つの宿泊棟と管理棟で構成され、客室計82室と朝食会場を備える。

客室は82室中72室がシングルルームで、シャワールームを併設。残り10室はツインルームで浴室を備える。全客室にシーリー製マットレスを設置し、Wi-Fiなどの設備も充実している。また、世界的ガーデニングデザイナーの石原和幸氏が設計した庭園を併設する。

大熊町は2011年の東日本大震災および原発事故からの復興を進める中で、新たな基幹産業の創出を目指し、2022年に「大熊インキュベーションセンター」を開設。スタートアップの育成や産業拠点としての企業誘致が進められている。また、大阪大学が研究拠点を開設するなど、教育環境の整備も進んでいる。新し
いまちづくりに伴い、同町への来訪・滞在需要が見込まれるとして同ホテルが計画された。基本料金はシングル1泊1室6500円、ツイン同1万2000円。

タイズスタイル代表取締役の吉田学氏は、大熊町の出身。震災後の2014年にタ
イズスタイルを設立し、建築・設計事業を通じて町の復興に貢献してきた。また、福島県浜通り13市町村の地元青年が広域連携する「HAMADOORI 13」の代表理事も務め、地域のインフラ整備や賑わい創出、就労環境の整備に向けて、町や地元関係者、インキュベーションセンターに進出した企業などと連携して様々な活動を行っている。

吉田氏は「起業支援や産業拠点、研究拠点の整備が進み、町は復興の歩みを着々と進めている。ホテルはこうした復興の息吹が感じられる情報発信拠点としての役割も担いたい」と語る。

(国際ホテル旅館2025年2月5日号から抜粋)