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  • 25.03.24

初開催のレストランサービスコンテスト 「食の東急ホテルズ」さらに追求【東急ホテルズ&リゾーツ】

初開催のレストランサービスコンテスト 「食の東急ホテルズ」さらに追求【東急ホテルズ&リゾーツ】

東急ホテルズ&リゾーツ(東京都渋谷区)が2月7日に開催した「第1回レストランサービスコンテスト」は、全国のグループホテルから1名ずつ代表が選ばれ、予選と決勝を通じてサービス技術を競い合った。

競技は実際のレストラン運営を想定し、あらかじめ設定されていた会食の目的やコースメニューの内容、ワイン銘柄などに沿って、相応の接客ができるか、または臨機応変な対応ができるかが競われた。レストランサービスの技術向上や接客力の強化、ゲストとの円滑なコミュニケーションの促進を目的としており、若手スタッフのモチベーションアップと上位職の指導育成力向上を狙いとしている。

同社はこれまで、調理スタッフ向けの「料理コンテスト」を22回開催してきた一方、昨年11月には「カクテルコンペティション」を初めて実施した。執行役員運営企画グループ部長の金子真之氏は「料理コンテストは『食の東急ホテルズ』として食体験の品質向上に資する取り組みとして実績を積み重ねてきたが、食体験は美味しい料理の提供だけでは成立せず、サービススタッフの役割も非常に重要だと考え、レストランサービスコンテストの開催を企画した」と振り返る。

運営企画グループ主幹の丸山修司氏は「出場者本人のモチベーションアップやコミュニケーションスキルの研鑽だけでなく、出場者を教育したりサポートしたりする先輩社員や上司・同僚の意識向上や指導育成力の強化にも繋がると考えた」と語る。本コンテストは若手または経験が浅いスタッフの参加となるため、開催に先立って指導者側を対象にした講習会も開催し、審査のポイントや商品知識などを共有する機会も設けたという。

「いずれのコンテストも、出場者本人だけでなく、その上司・先輩をはじめ周囲の理解と協力を得て、チーム全体でスキル向上を目指すという姿勢が重要。今後もコンテスト開催を通じて知識と技術の習得および研鑽、ならびに働きがいのある職場環境づくりに注力したい」と金子氏。

(国際ホテル旅館2025年3月20日号から抜粋)