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- 本紙好評連載
- 25.07.08
第3回 災害時の情報伝達手段としてのTVソリューションの可能性 【宿泊運営の未来を変えるトータルソリューション】
(ネットシスジャパン 営業部 次長 川崎健太郎氏)
日本では、地震、台風、豪雨などの自然災害リスクを避けることはできません。
ホテルや旅館は、被災者の避難受け入れ先や救助活動の拠点としての役割を担うことがありますが、一方で、災害発生時やそれに伴うトラブルが生じた際に、スタッフがどのように対応すべきかという点については、体制の整備が十分ではないという声や課題を耳にすることが増えています。
特に難しいのが、外国人宿泊客が滞在している場合です。地震発生時、揺れに対する不安からフロントに宿泊客が殺到し、パニック状態になる恐れがあります。こうした状況では、スタッフには多言語による案内はもちろんのこと、落ち着いた丁寧な説明と冷静な誘導が求められます。
しかし、地震はいつ起こるか予測できず、対応可能なスタッフが常駐しているとは限りません。加えて、複合ビル内にホテルが入居している場合はビルの防災センターが災害対応を担うケースもあり、外国人対応に不慣れな要員によってかえって混乱を招いてしまうリスクもあります。
場合によっては宿泊客の生命に関わるような重大な事態も想定される中で、現場スタッフが救護活動などの本質的な対応に集中できる環境を整えるためにも、混乱の未然防止を目的としたITソリューションの導入による災害対応の強化と標準化が重要になります。
当社では創業時から、「TVソリューション」として客室テレビを活用したインフォメーションサービスを提供しています。このソリューションにより、災害などの緊急時に、全客室のテレビ画面にメッセージを一斉配信することができます。
例えば「地震が発生しました。安全のため部屋の中で待機してください」といった内容のメッセージを、事前に複数パターン登録しておくことで、状況に応じた最適な案内を迅速に配信できます。配信はTVソリューションの管理画面から簡単に操作でき、即時性と柔軟性に優れています。
メッセージ表示は基本的に4言語に対応していますが、当社が提供するスマートフォン向け情報提供サービス「Core Guide」と連携することで、より多くの言語での案内が可能となります。
スマートTVの普及により、テレビは「見る」ためのものから「使う」ためのツールへと進化しています。新たに加わった機能を最大限活用し、宿泊客の安心・安全の確保、顧客満足度の向上、そして現場スタッフの負担軽減に寄与することを、私たちは目指しています。
【企画】株式会社ネットシスジャパン
(国際ホテル旅館2025年7月5日号)
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