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  • 25.09.08

第6回 ペーパーレス化でルーティン業務を大幅に簡素化◆シンクロス・リゾート【デジタルツールが叶える 生産性向上とおもてなし】

第6回 ペーパーレス化でルーティン業務を大幅に簡素化◆シンクロス・リゾート【デジタルツールが叶える 生産性向上とおもてなし】

箱根温泉で「箱根強羅白檀」と「玄箱根強羅」、湯河原温泉で「懐石旅庵阿しか里」を運営するシンクロス・リゾート(神奈川県足柄下郡)。この3旅館では、ルーツ(名古屋市中区)のルームインフォメーションサービス「crotta」を4年以上活用している。

「当初の目的はペーパーレスだった」と、グループレベニューマネージャーの内田拓氏は振り返る。「宿泊約款やドリンクメニューリスト、館内案内といった情報を、以前は紙にプリントアウトして客室備え付けのファイルに入れていた。紙の汚損・劣化のたびに入れ替えなければならず、毎日の清掃作業でファイルを確認することが負担になっていると感じた」(内田氏)。このファイルをタブレット端末に置き換えることで作業負担が大幅に軽減されることを期待したという。

導入に際して複数のシステムを比較検討した中で、 crottaを採用する決め手となったのは「管理・更新のしやすさ」と「デザイン性の高さ」だった。内田氏は「crottaの管理画面や操作性を確認し、ITにあまり詳しくないスタッフでも扱えると感じた」と語る。

加えて重要だったのが、宿泊客にとって操作しやすいかどうか、客室と調和するデザインかどうか、という視点だ。

「当社の運営旅館はいずれも高付加価値なサービスを提供し、客室は寛ぎや落ち着きを感じられるインテリアデザインにこだわっている。備品もできるだけすっきりと配置させたいと考えており、タブレット端末もこうした空間と親和性があるものが良いと考えていた。 crottaはビジュアルを重視した画面構成とアレンジの自由度の高さから、私たちの『こう見せたい』という思いを的確に表現できた。こちらの改善要望や質問・問合せに迅速かつ柔軟に応えてくれる、サポート体制にも満足している」(内田氏)。

今、箱根温泉はインバウンド需要が飛躍的に成長。同社の箱根エリアの2旅館も外国人客比率が5割に達している。コロナ禍を経て大きく変化した宿泊客層への対応にもcrottaが役立っている。

「掲載情報を英語表示に切り替えることができ、外国人客からの質問・問合せにもスムーズに応えられる。最近は『客室に置いてあるリモコンは、どれがどれを操作するものなのか分からない』といった質問が急増し、これを受けてcrottaにリモコンの説明と操作方法を紹介する情報を掲載。問合せの内容に応じてタイムリーな情報提供ができる点も良いですね」(内田氏)。

 

【企画】株式会社ルーツ

(国際ホテル旅館2025年9月5日号)

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