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- 25.10.06
不要になったスーツケースを回収・整備して再利用【日本鞄材】
日本鞄材(岐阜県岐阜市)は9月、不要となったスーツケースを回収・整備し再利用するサービス「ReCase(リケース)」を本格始動した。
使わなくなったスーツケースを回収し、同社が補修・整備を行った後、状態に応じて海外や公共機関等への寄付や二次流通等、様々な用途にリユースする。処分・回収費用はスーツケース一つにつき一律2200円(税込・本州が対象)。
専用サイトを開設し、順次、英語や中国語といった多言語案内にも対応する。スマートフォン等から簡単に申し込めるため、旅行者本人からの申し込みを受け付けるほか、スーツケースの置き捨て・放置に悩む宿泊・観光施設等からの申し込みも想定する。
リユース事業マネージャーの中村亜依香氏は「ReCaseは個人が回収手配をすることを想定している。ホテル・旅館ではQRコードを掲示する等して案内し、宿泊客自身に申し込んでもらうことで、宿側の負担は一時預かりと引き渡し程度で済む」と語る。
法人向けには専用の回収システムを運用するが、少量・不定期の置き捨てにReCaseを活用することも可能だという。中村氏は「ホテル・旅館においてはバックヤードスペースの圧迫といった状況も解消できる。産業廃棄物としての処分コストと同程度の費用設定をしており、単なる廃棄処分ではなく資源循環にも寄与するサービスとしてホテル・旅館にも提案したい」と語る。
(国際ホテル旅館2025年10月5日号から抜粋)
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