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  • 人事、人材・教育
  • 25.11.25

ジョブカードを外国人材の評価に活用【CSSホールディングス】

CSSホールディングス(東京都中央区)傘下のセントラルサービスシステムは10月、厚生労働省の「ジョブカード」を活用し、外国人材の就労成績を〝見える化〟する取り組みを始動した。

社会保険労務士を中心とした士業ネットワークで外国人の就労支援を行うNPO法人SDGsHelloWork(東京都千代田区)と協働して、ジョブカードの内容をベースに、CSSホールディングスの事業における業務内容や外国人材の文化・習慣の違いに配慮し、独自の評価項目にアレンジした。現在はSDGsHelloWorkから紹介された外国人アルバイトスタッフを対象に試験運用している。

CSSホールディングスは、傘下の事業会社を通じてホテル・レストランのスチュワード業務やフードサービス業務を全国で展開。現場では多くの外国人材が活躍している。今回の取り組みの狙いについて、CSSグループの人事を司るCSSビジネスサポート、HRセンター長の山口猛氏は「外国人材の評価基準の共有や育成方針の明確化を図ると同時に、一人ひとりの働きぶりを可視化し、本人のキャリアアップにも繋がるよう、評価制度を整備したいと考えた」と語る。

SDGsHelloWork代表で社労士の岸本貴久氏は「ジョブカードは職務能力や仕事への姿勢を可視化するツール。今回はこれに『時間を守る』『最後までやり遂げる』『身だしなみを整える』等、外国人材が日本で働く際に求められることを理解しやすい内容にアレンジ。文化的背景の異なる人材にも、企業が求める働き方を明確に伝えられ、共通言語として双方の認識を揃える効果が期待できる」と語る。

両社は、ジョブカードを人事評価に活用するだけでなく、外国人材自身のキャリア形成に役立つことも重視。会社が求めるスキルを明文化し、努力の方向性を示すことで、企業と人材の双方にメリットをもたらすことを期待している。また、スタッフも評価シートを将来の就職活動に活用することで、自身のアピール材料となり、国内でのキャリアアップに繋がる。評価基準が明確であることによって、スタッフ自身のモチベーションアップ、ひいては現場のサービス品質向上にも寄与することが期待される。

 

(国際ホテル旅館2025年11月20日号から抜粋)