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- 25.07.08
地域・パートナー企業との協働で社会貢献【ホテル日航つくば】
ホテル日航つくば(茨城県つくば市)は2021年7月、「SDGs推進委員会」を発足。コロナ禍で旅行や会合などが制限された厳しい状況の中、部門や職務を横断したプロジェクトとして定期的に会議を行い、地域やゲスト、パートナー企業などと連携しながら「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みを進めている。
その象徴が「育てようSDGsの木」というコンセプトだ。マーケティング部の林智一氏は「当事者意識をもってSDGsの活動に取り組みたい、〝自分ごと〟にしたい、という想いから、独自のコンセプトを策定した。委員会の立ち上げ当時から『ホテルらしい取り組み』とは何かを考え、議論を重ねてきた。名称を変えながら40年以上にわたって営業を続けてきたホテルとして、地域やゲスト、パートナー企業と同じ方向を向いて活動することを大切にしたい」と語る。
活動の一つが「Fryto Fly Project」への参画だ。調理などに使われた廃食用油をSAF(Sustainable Aviation Fuel。持続可能な航空燃料)の原料として提供するもので、SAFを活用することで従来の航空燃料に比べてCO2排出量を約8割削減できると言われる。
同ホテルでは2023年5月から、ホテル内厨房から排出される廃食用油のSAF製造向けの提供を始めた。さらに活動の普及啓蒙を目指して、地域で行われるイベントやホテルが主催するイベントなどに、同ホテルの特設コーナーを設置。各家庭から廃食用油を持ち寄ってもらい、回収する取り組みも行っている。
今年3月までの23カ月間で、ホテル全体とイベントを通じて、累計6502リットル・5982kgの廃食用油を回収。東京・羽田空港―大阪・伊丹空港間の約2.9便分の燃料に相当し、約14.2トンのCO2削減にも繋がるという。
林氏は「6月にはホテル主催の『サステナブルフェス 2025』を開催し、パートナー企業の協力のもと、体験型展示やワークショップなどを行い、約480名が来場した。8月には『まつりつくば』という地域発の大型イベントを控えており、今後も地域やゲスト、スタッフとともに地域社会の活性化と持続可能な未来への貢献に向けた活動を進めたい」と語る。
(国際ホテル旅館2025年7月5日号から抜粋)
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