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  • 25.10.21

セルリアンタワー東急ホテル 川瀬さん「東急ホテルズカクテルコンペティション」グランプリ

セルリアンタワー東急ホテル 川瀬さん「東急ホテルズカクテルコンペティション」グランプリ

東急ホテルズ&リゾーツ(東京都渋谷区)は9月10日、BELLUSTAR TOKYO,A Pan Pacific Hotel(東京都新宿区)で「2025 年度東急ホテルズカクテルコンペティション」決勝を開催した。予選を勝ち抜いた8名による実技とプレゼンテーションの結果、セルリアンタワー東急ホテル(東京都渋谷区)タワーズバー「ベロビスト」所属の川瀬航大氏による「Botanical Grace(ボタニカルグレイス)」がグランプリに輝いた。

 

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Botanical Grace(ボタニカルグレイス)

コンペティションの指定ベースである本坊酒造(鹿児島県鹿児島市)の「Japanese GIN 和美人」をベースに、同社製のリキュール「ボンタンアメのお酒」、パインジュース、ライム果汁を組み合わせた。さらに自家製ハイビスカスシロップを加えたことで、華やかな赤色で女性的な美しさを表現した。

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――ボタニカルグレイス考案の経緯は。

川瀬 より多くの人に「美しい」「美味しい」と感じてもらえる作品を目指しました。

鹿児島生まれの和美人に合わせて、鹿児島を代表する銘菓で、誕生100周年を迎えた「ボンタンアメ」をモチーフにしたリキュールを採用。味わいの調和や材料同士の相性に加えて、作品としてのストーリー性を特に重視しました。

私はこれまで、材料の相性を優先してカクテルを考案する傾向があったのですが、今回はコンセプトやストーリーから材料を組み立てる、という真逆の手順を踏みました。手順そのものに優劣はないと思いますが、私自身にとっては新しい挑戦となり、良い経験になりました。

――出場までどのような準備をしたのか。
川瀬 材料の分量やバランスには直前まで試行錯誤と微調整を重ね、前日になってようやく納得のいく配合にたどり着きました。

また、カクテルの完成度と同時に意識したのが、立居振舞いやプレゼンテーションです。これらは日常の業務でも意識していることですが、所作や姿勢、ツールの扱い方、話す内容やスピードも入念に確認しました。

当ホテルの吉岡慎一総支配人と福田順彦名誉総料理長をはじめ、ホテルスタッフの皆さんの協力を得て、リハーサルの場を設けて頂きました。決勝では5人分のカクテルを一度に作るのですが、日常業務ではあまりないことなので、カクテルの温度や調合等を確認する機会にもなり、本番に臨む上での気持ちの支えになりました。

――バーテンダーを目指したきっかけは。

川瀬 ホテル専門学校に在学中、実習先のホテルでバーテンダーの仕事を間近に見て、その姿に魅了されました。通っていた学校ではお酒の知識等が学べる選択科目でも学び、就職時にはバーが併設されているホテルを志望し、縁あってセルリアンタワー東急ホテルへの就職が決まり、1年目からベロビストに配属され、ここで修業を重ねてきました。

――バーテンダーの仕事の魅力とは。

川瀬 来店客の皆さんと、カウンター越しにお酒を通じてコミュニケーションが取れることです。

ベロビストには、老若男女を問わず、本当に様々な人が訪れます。その方たち一人ひとりが特別な時間を過ごせるようなお酒と場を提供することが、私たちバーテンダーの仕事だと考えます。

――日々の業務で意識していることは。

川瀬 カクテルそのものはもちろん、提供する前後の一連のパフォーマンスが「見られている」という意識を持っています。来店客の皆さんが楽しい時間を過ごせるよう、常にベストのパフォーマンスができるように日ごろから意識するようにしています。

 

(国際ホテル旅館2025年10月20日号から抜粋)