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  • 開発、開業計画
  • 19.11.03

旧・九段会館 建て替えプロジェクト着工【東急不動産】

東急不動産(東京都渋谷区)と鹿島建設(東京都港区)が出資する合同会社ノーヴェグランデは、旧・九段会館(東京都千代田区)を建て替えるプロジェクトを着工した。

九段会館は1934年(昭和9)に完成。宿泊のほかホールや宴会場を備え、結婚式やイベント会場などとして使われていた。2011年の東日本大震災時に建物が損壊したことを機に廃業し、土地・建物はいったん国に返還されたが、2017年、東急不動産が土地・建物を落札。帝冠様式の外観やアール・デコの装飾などが九段下の街路景観の象徴的存在であると認められ、今年9月には登録有形文化財に登録された。

本プロジェクトでは建物を一部保存しながら建て替え、2022年7月の竣工を予定している。建物規模は地上17階・地下3階建て、延床面積約6万7738㎡。オフィスフロアを中心に集会場、店舗なども併設する。保存部分は創建時を保存・復原し、内装にも当時の意匠を引き込むことで、格式高い小割オフィスを提供する。かつての宴会場は内装を創建時の姿に復原の上、一般利用が可能なカンファレンス施設とする計画だ。