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- 24.09.25
不要となった宿泊客の衣類を資源循環サービスに提供【庭のホテル 東京/野村不動産ホテルズ】
庭のホテル東京(東京都千代田区)は、6月から、宿泊客が滞在中に不要となった衣類等を回収し、資源循環サービスに提供する取り組みを始めた。衣類は客室清掃時に回収し、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を運営するECOMMIT(鹿児島県薩摩川内市)に提供する。
客室に取り組みの内容を明記した「意思表示カード」を設置し、宿泊客には不要な衣類がある場合、カードと一緒に客室に残してもらう。また、保管期間が超過した遺失物についても、再流通可能な衣類があれば同様にECOMMITに提供している。
現在、対象としているのはトップスやボトムス、上着等。取り組み開始から2カ月半ほどで累計55kgを回収しており、遺失物に関するトラブルやクレームは発生していないという。今後はスーツケースやファッション雑貨等も対象とすることを検討している。
チェックアウト後の客室に残されているごみ以外の物品は、不要物なのか忘れ物なのかが判別しにくく、一般的には遺失物として取り扱われる。庭のホテル東京の場合、客室から回収された遺失物をフロントでいったん取りまとめ、専用の台帳に一つずつ記録し、一定期間保管している。期間超過後に申し出が無かったものは廃棄処分する。
この取り組みを始めたことで、資源循環という持続可能な活動に貢献することに加え、廃棄処分する遺失物を減らし、スタッフの業務負担も抑えることにも繋がっている。
PASSTOの導入は、野村不動産ホールディングス(東京都新宿区)とサーキュラーバリューチェーンの構築を手掛けるECOMMITが締結した「資源循環の取り組みにおける業務連携に関する協定書」に基づくもの。PASSTOは不要な日用品の回収・選別・再流通の循環インフラを作るサービスで、野村不動産グループの商業施設・分譲マンションにはPASSTO専用の回収ボックスが順次設置されている。ホテル事業では庭のホテル東京が先行して取り組みを開始し、同じ野村不動産グループの「NOHGA HOTEL」3施設が今月から開始した。
野村不動産ホールディングスサステナビリティ推進部企画推進課課長代理の原田遥香氏は「当社グループは2030年までの重点課題の一つに『サーキュラーデザイン』、循環型社会を実現するためのデザイン・仕組みづくりを掲げている。不動産事業者ならではの持続可能な取り組みを進める中で、当社グループが関わるアセットの分野が多様化し、生活圏により近い領域でサーキュラーデザインの推進に取り組みたいと考えていた。ECOMMITとの連携は、回収可能な品目が多く、回収品の流通経路が管理されているトレーサビリティーシステムが確立されていること等を評価して決めた」と語る。
(国際ホテル旅館2024年9月20日号)
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