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経営者に聞く

「世界を知る」ことが重要になる【UDS】

「世界を知る」ことが重要になる【UDS】

都心で日本旅館の滞在を体験できる「ONSEN RYOKAN 由縁新宿」、無印良品の世界観を楽しめる「MUJI HOTEL GINZA」など、ユニークな宿泊施設を数多く世に送り出してきたUDS(東京都渋谷区)。海外展開にも力を入れ、今年5月末には韓国・ソウルに「ホテルアンテルームソウルカロスキル」を、さらには同社の親会社である小田急電鉄(東京都新宿区)や現地企業などとの4社共同でスリランカのビーチリゾート開発プロジェクトも進めている。

代表取締役会長の梶原文生氏は「ソウルはタイをはじめとする東南アジア諸国の旅行者から人気の旅行先になっている。スリランカはヨーロッパの旅行者に人気だが、隣国のインド、あるいは中国の旅行者も今後は取り込むことになるだろう」と語る。

「インバウンド市場が拡大しているのは、何も日本だけではない。今後は世界的に『旅行者の奪い合い』が激化するだろう。当社の海外展開は事業性を照らし合わせて判断している面もあるが、それとともに日本の周辺国・地域の旅行者の動きを直接知ることができる点でも重要な意味がある」(梶原氏)