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経営者に聞く

「居住性の高い空間」武器に拠点拡大【東急ステイサービス】

「居住性の高い空間」武器に拠点拡大【東急ステイサービス】

「1泊でも長期滞在でも快適な空間」の提供をコンセプトに、各客室に洗濯乾燥機や電子レンジ、ミニキッチン(一部)などを設置する東急ステイ。長期出張や研修など、主にビジネス旅行者の中長期滞在需要に対応した宿泊主体型ホテルとして、東京都心部を中心に展開してきた。

近年、この機能面の特徴が観光・レジャー客にも評価され、宿泊を受け入れる機会が増加。観光都市や地方都市への出店にも力を入れている。

小先文三社長は「東急ステイが選ばれるポイントとして、やはり客室機能は欠かせない要素。これまでも住宅のような滞在体験が叶う居住性の高い客室空間に力を入れてきましたが、これを今後もいっそう追求してまいります」と語る。

4月に開業する「東急ステイ飛騨高山結の湯」(岐阜県高山市)には、大浴場の併設を計画。「旅人と飛騨高山が繋がるホテル」をコンセプトに、観光旅行者を意識したサービスも取り入れる。

「客室のインテリアは伝統工芸を取り入れるなど『メイドイン飛騨高山』を意識しました。もちろん、洗濯乾燥機やミニキッチンも完備した客室も用意し、旅先で暮らすような滞在を提供します。また、ホテルの中で地域文化に触れるイベントを企画したり、スタッフが地域の情報を紹介・発信したりするなどして、多角的な地域連携に取り組んでいきたいと考えています」(小先氏)