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経営者に聞く

グループホテルの情報・ノウハウを集約【ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ】

グループホテルの情報・ノウハウを集約【ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ】

ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京都千代田区)が展開するロイヤルパークホテルズは、2020年からグループホテルの運営会社の統合を推進。昨年4月1日に全17ホテルが一つの組織にまとまった。

代表取締役社長の水村慎也氏は「各ホテルとも以前から交流はあったが、ロイヤルパークホテルズとして組織が一つにまとまったことで、各ホテルの運営ノウハウや人材が集約されやすくなった。特にグループ内にフルサービスホテルが3つあることは、グループ全体のサービス品質の向上に大きく寄与すると期待している」と語る。

「当社はグループホテル共通の滞在価値として『食に魅力のあるロイヤルパークホテルズ』を打ち出している。昨年3月、全17ホテルが参加する『ロイヤルパークホテルズ朝食コンテスト』を初開催し、直営レストランはもちろん、ホテル内のテナント店舗等の外部協力会社にも参加してもらった。こうした取り組みを機にホテル間の交流も活発になっている」(水村氏)。

体制が集約されたことのメリットとして、水村氏は「管理部門の集約化・効率化のほか、ロイヤルパークホテルズ全体のチェーンオペレーション基盤の強化により、各ホテルが運営を通じて得た情報やノウハウが集約される体制が整ってきたので、今後これを活かしていきたい。東京・日本橋のロイヤルパークホテルは1989年の開業から30年以上の経験・実績があり、他ホテルの運営において学ぶべきものが多くある。その意味でも今回の統合は私たちにとって非常に有益なものとなる」と語る。