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経営者に聞く

住宅開発で培った「居住性」ホテルでも追求【コスモスイニシア】

住宅開発で培った「居住性」ホテルでも追求【コスモスイニシア】

コスモスイニシア(東京都港区)による、グループ旅行および中長期滞在のニーズに対応した都市型ホテル「APARTMENT HOTEL MIMARU(ミマル)」が出店を加速している。2月に東京・上野で1号店を開業して以降、わずか半年あまりで東京および京都に6ホテルを開業した。

MIMARUは、コスモスイニシアグループがホテルの企画から物件開発、運営までをワンストップで手掛ける、初の直営ホテルプロジェクト。主要な宿泊客層として、インバウンドに多いグループ旅行者、および中長期滞在客を想定し、出店地や客室仕様、館内設備、サービスなどを同社独自の視点から企画した。

ホテルは大都市圏の主要駅から徒歩圏内、商業立地が近接するエリアで開発し、1室40㎡前後の客室を40~50室程度確保できる用地を基準とした。客室1室あたりの定員を4名以上とし、収容人数分のベッドとダイニングスペースを常設するほか、全室にキッチンや分離独立した水回りを配置する。訪日外国人旅行者や国内の家族連れ・友人グループなどの観光・レジャー客は、1組3~4人単位で行動することを想定したものだ。

「当社はマンションをはじめとする住宅開発・販売の実績を通じて、居住性の高い空間づくりに力を入れてきました。ホテル事業もその思想を踏襲し、世界中の旅行者に居心地の良い空間を提供したいと思います」と、運営会社・コスモスホテルマネジメントの藤岡英樹社長は語る。