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経営者に聞く

出店エリアやブランド戦略の多角化進める【ポラリス・ホールディングス取締役開発本部長 辻川高寛氏】

出店エリアやブランド戦略の多角化進める【ポラリス・ホールディングス取締役開発本部長 辻川高寛氏】

ホテル運営事業・ホテル投資事業を展開するポラリス・ホールディングス(東京都中央区)。近年、ホテル事業の拡大に向けて出店エリアやブランド戦略を大きく広げている。従来から行ってきた大都市圏での宿泊主体型ホテルに加え、地方都市や観光地、海外への出店、さらには高価格帯ホテルやアパートメントホテル等も進める。2024年には同業のミナシアと経営統合し、独自ブランド「KOKO HOTELS」を中核とした事業規模の拡大を進めている。取締役開発本部長の辻川高寛氏に聞いた。

 

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――国内各地で、多様な業態のプロジェクトを発表している。

辻川 主要都市に加え、地方の政令指定都市や中核市、観光地への出店にも力を入れています。昨年は静岡県沼津市でホテル2棟をKOKO HOTELとしてリブランドオープンしたり、同伊東市にあるオーベルジュの運営受託を始めたりと、従来のビジネスホテルの枠組みを超えた展開を進めています。

ホテル事業の持続的な成長を図るためにも、収益基盤と顧客基盤の戦略的な拡大が重要になると考えており、あらゆる形態・スタイルの宿泊運営に精力的かつ柔軟に取り組んでいるところです。

また、昨年10月には会員組織「KOKO FAMILY」を立ち上げ、ポイント付与の仕組み等を通じて顧客化とリピーター化に向けた取り組みを推進しています。ビジネス・出張利用だけでなく、家族や友人との観光旅行時にも利用できる宿泊拠点を増やすことで、多様な宿泊ニーズに対応し、グループホテル間で顧客が循環する仕組みを構築することができます。

 

――2024年、同業で宿泊主体型ホテル「ホテルウィングインターナショナル」を展開するミナシアと経営統合を行った。

辻川 ミナシア社との経営統合以降、ホテルウィングインターナショナルのKOKO HOTELSへのリブランドを段階的に行い、この4月1日をもって全ホテルのリブランドが完了しました。ホテル事業を進める上でブランドの認知・浸透は非常に重要だと考えており、出店エリアやホテルタイプの拡大等によって存在感を高めたいと考えています。

拠点拡大に伴い、ブランドポートフォリオも拡充し、多様な価格帯・宿泊スタイルに対応する体制を整えています。 主力ブランド「KOKO HOTELS」を中心に、高価格帯の「KOKO HOTEL Premier」、アパートメント型の「KOKO HOTEL Residence」、エコノミータイプの「KOKO STAY」、温泉リゾート型の「kokonoyu」と、全方位的に出店可能なポートフォリオが確立されつつあります。

 

(国際ホテル旅館2026年6月5日号から抜粋)