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経営者に聞く

国際的ホテルチェーン 日本市場への意欲続く【AHICE Global Conferencesグループプレジデント ジェームズ・ウィルキンソン氏】
ホテル運営・投資に関する国際カンファレンス「AHICE」(Australasian Hotel Industry Conference and Exhibition)は、9月3日、AHICE Far East Asia 2026 をグランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で開催した。国内外のホテル事業者、投資家、開発会社などが日本市場の成長機会を議論し、AI・デジタル技術を含む事業収益性や日本独自のホスピタリティを生かした「質」が問われるとの認識が共有された。
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――日本でホテル投資・運営に関する交流イベントを開催するということは、それだけ日本市場の魅力が依然として高いということか。主催者の視点から、日本市場をどのように見ているか。
ウィルキンソン 日本市場は、引き続き大きな魅力があります。
グローバルホテルチェーンの多くが、日本での事業拡大を望んでいます。背景にあるのは観光需要の伸びです。政府は訪日外国人旅行者数年間6000万人を目標としており、各国の航空会社も日本への路線を就航または増便しています。それに伴い、ホテルへの需要も高まっています。
日本を訪れる旅行者は欧米豪やアジアからの来訪が多く、自分たちがよく知っているブランドを信頼し、宿泊先に選ぶ傾向があるとみられます。したがって、具体的にはヒルトン、マリオット、IHG、ハイアット、アコーといった欧米系のグローバルホテル運営会社の成長が、引き続き見込まれます。
――ラグジュアリーホテルだけでなく、ブランデッド・レジデンスやミッドスケールホテル、既存ホテルのリブランドを主体としたコンバージョンブランドも登場している。関心の対象は幅広くなっているのか。
ウィルキンソン その通りです。
まず、出店地としては、白馬やニセコ、妙高など、スキーエリアへの関心が非常に高まっています。かつては冬季需要に集中するイメージが強かったのですが、現在はアドベンチャーツーリズムやアウトドアなど、年間を通じて様々なアクティビティを楽しめる「オールシーズン型」のデスティネーションへと進化しています。
ブランデッド・レジデンスは、日本だけでなく、ベトナムやマレーシアなど、アジア全体で成長傾向にあります。ブランデッド・レジデンスには、ラグジュアリーホテルの開発資金を確保するという役割もあり、ホテル開発にレジデンスを組み込むことで、その販売収益をホテル開発の資金に充てています。その意味でも、投資家およびオペレーターにとって非常に魅力的な開発手法の選択肢になっています。
(国際ホテル旅館2026年9月20日号から抜粋)
