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宿泊客とスタッフのためのキーレスエントリー【平山建設】

宿泊客とスタッフのためのキーレスエントリー【平山建設】

センターホテル成田2 R51(千葉県成田市)は、宿泊客のスマートフォンからチェックイン手続きができ、客室扉の鍵として動作させることができる「キーレスエントリー」システムを導入・運用している。

同ホテルのグループオリジナルアプリをインストールしたスマホを通じて行える。自社HPや国内主要OTA経由の宿泊予約客に、メールで予約番号を通知。宿泊客はアプリの手続き画面からこの予約番号を入力し、スマホと予約情報とを紐づける。フロントが客室をアサインすると、アプリ上で「レジカード(宿帳)への記入」に相当する宿泊客情報の入力が行える。宿泊客がホテルに来館し、自動精算機を通じてアプリ経由の支払いまたは自動精算機を通じた宿泊料金の決済をすると、スマホへ鍵の情報が届く。このスマホがルームキーとして使える。

運営するナスパ(千葉県成田市)および平山建設(千葉県成田市)の代表取締役社長・平山秀樹氏は「スタッフが、本来の業務であるホテル利用客への接客対応やサポートに力を注げるよう、フロントの業務負荷を軽減したいと考えた。キーレスエントリーは法令への適合や技術・サービス両面での対応など、解決すべき問題も多かったが、「世界的なホテル業界の動向などを考慮すれば、いずれはITを活用したチェックイン対応が標準化される時代が訪れる。まずは自分たちが『ファーストペンギン』になろう」と語る。