藤田観光（東京都文京区）は10月４日、ホテルグレイスリー浅草をオープンした。同社の宿泊特化型ホテル事業「ＷＨＧホテルズ」としては36カ所目、ホテルグレイスリーブランドとしては９カ所目。

東京建物（東京都中央区）によるホテル開発計画に藤田観光が出店したもので、地上14階建て・延床面積約3700㎡の建物に客室125室とフロント・ロビー、レストランを設ける。客室は18㎡のダブルルームをメインに全室が2名利用に対応。トイレと分離した独立型バスルームを完備した。また、ツインルームが合計39室と全客室の3割に相当する。

総支配人の堤政重氏は「浅草は東京を代表する観光スポットの1つであり、地元行政も外国人旅行者の誘致に力を入れていることなどから、当ホテルも外国人観光旅行者は重要な主要ターゲットになるとみている」とし、1階フロントのコンシェルジュサービスでは、女性スタッフが着物を着て接客するなど、日本らしさ・浅草らしさを様々な面からアプローチしていく。

「観光旅行者の多くは、あらかじめ十分な下調べをした上で旅行に出掛ける。私たちはガイドブックやインターネットにも掲載されていないような情報も紹介できるよう、自ら街に出て足を運ぶなどしていきたい」と堤氏。