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MCによる新規出店を進める【ベッセルホテル開発】

MCによる新規出店を進める【ベッセルホテル開発】

ベッセルホテル開発(広島県福山市)は、3月にベッセルイン高田馬場駅前(東京都新宿区)を新規開業する。

代表取締役社長の瀬尾吉郎氏は「当社としては32施設目となる。客室160室の中にはプライベートサウナを備えたプレミアムスパルームもあり、ホテルの特徴を際立たせるようなコンテンツを取り入れることに、近年特に力を入れている」と語る。

また、東京都内では既存ホテルのリブランドによる出店も決定。現運営会社との契約満了に伴うもので、オーナーとはMC契約を締結。現在は休業中で大規模リニューアル工事を進めている。また、沖縄県沖縄市では、すこやかホールディングス(沖縄県沖縄市)による公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した整備計画で開発されるホテルもMCによって運営を担当する予定だ。

「リブランドは過去にも数例の実績がありますが、これまでは新築ホテルをオーナーから賃借するリース契約による新規出店が中心だった。コロナ禍で現行の出店戦略を改めて見つめ直すきっかけとなり、各ホテルのオーナーの方々からは賃料交渉に応じていただく等の協力も得られましたが、そうしたリスクを取ってでも規模拡大を追求するべきかどうか悩み、一つの結論としてMC出店に舵を切る」と瀬尾氏。