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  • リニューアル、リブランド
  • 18.05.25

「木質感」のあるリフォームに実績 住友林業ホームテック

「木質感」のあるリフォームに実績 住友林業ホームテック

住友林業ホームテック(東京都千代田区)は、旅館・ホテルのリニューアルに力を入れている。「木のスペシャリスト」として、同社が得意とする木材をふんだんに取り入れたリニューアルは、大型旅館の大規模リノベーションから旧家再生まで、様々な実績を持つ。

 

道後温泉のホテル葛城(愛媛県松山市)は、今年3月に住友林業ホームテックの施工で客室フロアを全面リニューアルした。ホテル葛城は今回の改装に「フェーズフリー」というコンセプトを掲げ、女性の感性を取り入れ、女子旅や外国人旅行者、家族連れを意識した、癒しの空間と非日常の空間が共存する施設づくりの計画を進めた。

客室フロアは、3階「Feminine」、5階・6階「Luxury」など、各フロアにテーマを設定し、それぞれのコンセプトに合わせた内装を施した。3階「Feminine」は、女性の1人旅・女子旅の宿泊客を意識して企画。客室内装にはナチュラルカラーと華やかなピンク色を使い、穏やかで優美な空間とした。

このフロアには、葛城・大木正治社長のアイデアで、別用途使われていた共用スペースの一部を女性専用のパウダールームとし、美容家電を設置した。内装は女性の気持ちを華やかに盛り上げるため、壁紙は赤を基調とした花柄とした。

住友林業ホームテックは、客室に地域性を取り入れることを提案。各客室の入口にある部屋番号のプレートは地元・愛媛県の砥部焼の女性作家グループ「とべりて」に依頼して制作してもらい、和紙の壁飾りなどにも地元製品を採用した。