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  • 20.02.28

日本のホテルの源流・12ホテルの歴史を知る展覧会【建築倉庫ミュージアム】

日本のホテルの源流・12ホテルの歴史を知る展覧会【建築倉庫ミュージアム】

寺田倉庫(東京都品川区)は、2月8日から「建築倉庫ミュージアム」で「クラシックホテル展―開かれ進化する伝統とその先―」を開催している。

日本のホテルの原点ともされる12ホテルについて、館内に残る建築デザインなどからその変遷を辿りつつ、建築空間に積み重なる“ものがたり”に焦点を当てる。この展示会のために撮りおろしたという各ホテルの館内外を写した画像のほか、建築図面や建材の一部、家具、映像、グラフィックなども展示。様々な角度から体感できる展示構成となっている。

企画した同社スペースコンテンツグループ建築倉庫チームの古後友梨氏は「2020年という節目の年に『観光』をテーマに取り上げたいと考えていた。近年、大都市圏を中心にホテルの新規開発が盛んだが、その源流であるクラシックホテルに焦点を当て、長年にわたり愛され続けている理由を探りたいと考えた」と語る。

「取材して感じたことは、各ホテルともに伝統を守りながら、新しい挑戦にも前向きなこと。伝統と進化のバランスを、展示を通じて感じていただきたい」(古後氏)

展示ホテルは日光金谷ホテル(栃木県日光市)、万平ホテル(長野県北佐久郡)、奈良ホテル(奈良県奈良市)、雲仙観光ホテル(長崎県雲仙市)、蒲郡クラシックホテル(愛知県蒲郡市)、ホテルニューグランド(横浜市中区)、学士会館(東京都千代田区)、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)、山の上ホテル(東京都千代田区)、富士屋ホテル(神奈川県足柄下郡)、東京ステーションホテル(東京都千代田区)。5月31日まで開催している。