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  • 開発、開業計画
  • 20.03.06

「ふふ奈良」6月5日開業【ヒューリックふふ】

「ふふ奈良」6月5日開業【ヒューリックふふ】

カトープレジャーグループ(東京都千代田区)とヒューリック(東京都中央区)の合弁会社・ヒューリックふふ(東京都中央区)は6月5日、奈良県・奈良公園内にスモールラグジュアリーリゾートのふふ奈良(奈良県奈良市)を開業する。

奈良県が所有する高畑町裁判所跡地で民間提案施設を建設・運営するPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業として開発されるもので、敷地面積1万3000㎡の土地に地上2階建て・延床面積4500㎡の建物を建設。VIPルーム2室を含む客室30室や、レストラン、バー、スパなどを併設する。建物は隈研吾氏が建築デザインし、大和張り・奈良格子・連子格子など奈良の景観を継承する意匠と、木目の美しい吉野杉をふんだんに使う。

客室は5タイプを展開。室内には縁側の過ごし方を現代のリビングに蘇らせ、段差をつけた掘り込みリビングはソファや昼寝の布団、座卓などとして機能させる。床に座って過ごす日本独自の生活スタイルに近い滞在を叶え、懐かしさと新しさを感じられる、居心地の良い時間を提供する。全ての客室にプライベート露天風呂を併設し、庭園の緑と天然温泉、薬の発祥地と言われる奈良ならではの薬草を使ったお湯も提供する。

庭園はランドスケープアーキテクト・宮城俊作氏が、既存樹を積極的に活かしてデザインする。庭園は奈良県が運営管理する。奈良公園に追加指定された山口家南都別邸を建てた山口吉郎兵衛の茶室を敷地内に復元。新設の庭との調和を図る。宿泊料金は1室2名利用の場合、1泊2食付で7万7000円から(税サ込、入湯税別)。