アクトプロ（東京都千代田区）は、企業のコスト適正化を支援するサービス「CostPro」の提案を強化する。

水道光熱費や賃料、設備保守、保険料、各種手数料など、毎月発生するコストについて適正かどうかを見極め、適正化に向けた支援を行う。50以上のコスト科目の中から、各社のコスト削減に最適な科目を選定し、適正化を図っていく。サービス利用企業は3500社以上にのぼり、宿泊施設への提案実績もある。ホテルでは水道光熱費やリネンサプライ、エレベーターなどの設備保守、クレジットカード手数料などのコスト削減を推奨することが多いという。

同社のサービスの特徴として「品質の担保」が挙げられる。減額ばかりを追求するのではなく、現状の取引条件を変えずに減額を図る選択肢も用意する。SMART EXCHANGE事業本部営業部部長代理の高科一成氏は「ホテルなどの場合、コスト支払先との間にコスト以外の取引関係がある場合も想定されます。現在の関係性や品質を維持しつつ減額交渉をした場合と、他社に切り替えた場合との比較検討をして頂くことができます。包括契約にも対応します」と語る。

コスト支払先への問合せや見積もり、減額交渉などの一切は、アクトプロの専任スタッフが対応する。サービス利用にあたって必要なのは、直近２～３カ月または１年間のコスト請求書のみだ。「豊富な利用実績から、業態やマーケットごとのコストの適正値などの情報も数多く保有しています。この情報力と最良の条件を引き出す交渉力が、当社の強みの一つです」（高科氏）